JTDの小窓

川崎市幸区下平間の鍼灸・手技療法『潤天堂』院長のあれこれなつぶやき

プラス思考で。

2015-05-01 | 自分治療
週2日、車で片道50分ほどの場所に往診に行くことになった。
2回ほど車で出かけてみたが、想像していた以上に遠く、道も混むので、時間を短縮するために移動はバイクを考えた。

出発の時間が迫り院を出ようとするとバイクの鍵が見当たらない。いつも定位置の鍵置き場にかかっていない。
今朝は院の前の駐車場にバイクを停め、そこから数歩あるいて院に入り、机まで行って荷物を置いた。動線ははっきりしていて他に持ち運んでいる可能性はない。なのでその動線をくまなく探した。が、ない。さらに院内をすみずみまで探すが見つからない。

車の前にバイクを停めてしまったのでバイクを動かさなければ車も出すことができない。
日頃、「焦った時ほどゆっくり動く」を心がけるようにしているが、この時はそのあとの予約のことを考えて「これでは帰ってこれない、間に合わない!」とてんぱってしまったのがいけなかった。

事件は起こった。

止むを得ず建物の2階に住む親の車を借りようと、階段を駆け上がった曲がり角のところで右足の小趾(第5趾)を壁にガンッッ!しこたま打ちつけた。
結構な音がしてかなりの衝撃。瞬間、「これは(骨)いっちゃったかな」と感じた。みるみる痛みが襲ってくるがうずくまっている時間もなく、鍵を持って出発した。どうにも間に合いそうもなかったので、次の予約の患者さんにご連絡をして30分時間を遅らせていただいた。結果その時間にはギリギリ間に合って帰ってこれたが、行って帰ってくるあいだに右の第5趾は紫色に腫れあがりパンパンになってきた。アイシングをおこなう時間もなく夜になってやっとシップだけ貼った。


腫れあがった指を眺めつつ「そうか、今日はバイクで行ってはいけないということだったんだろう。あのままスムーズにバイクで院をでていったら、もしかして事故に遭っていたのかもしれない。バイクで事故を起こしていたら怪我もこんな指の打撲(骨折?)くらいでは済まなかっただろう。こんな程度で済んでよかったんだ」と思うようにした。すると不思議と指の激痛が少しやわらいだように感じた。

しばらくして待合室を通り過ぎる時、何やら目に入ってきた。





「ここですか。。」

いくらなんでもこんな面積の狭いところにピンポイントで乗っかるものでしょうか。

ここに当たって床に落ちてくれていれば目にも入ったのに。しかしなぜここに目が止まらなかったのか。何度も何度も行き来したのに不思議です。
起こってしまったことは仕方ない、これ以上の大事に至らなくてよかったと改めて思うことに。


ついでなので第5趾のその後。
29日(水・祝)は、ずっと受講したかった手技療法セミナーの予約を取れたので、院はお休みにし、朝から会場のある練馬まで電車で出かけてきた。道中は痛くて右足を庇うバランスの悪い歩行になり、やっとの思いでの往復だった。

帰宅。長い時間の歩行が良くなかったのだろう、腫れと色合いがひどくなっていたのでアイシングを考えたが、あえてこの腫脹部から瘀血の除去を目的に刺絡を行なった(爪甲根部だけでなく特に色の濃い部分からも2箇所)。


しばらく手絞りをおこなうとかなりの量がでた。刺絡後4時間以上経過した時点で確認すると、歩行は指先が地面についても大丈夫になり、動きもでるようになった。具体的には、第4趾にくっついたまま動かせなかった第5趾が第4趾から独立して動かせるようになった。強く地面を掴むような動作はまだ無理。いつまでかかるか。始めつつあったジョギングにまた行けなくなってしまった。

※さらにその後。
刺絡をおこなった翌々日の朝の状態。腫れは残るも内出血はかなり引いた。
瘀血部からの刺絡はやはり効果がある。





  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする