昨日は朝から神奈川県鍼灸師会学術部の来年度の講習会内容を決める学術委員会と、午後は今年最後の学術講習会でした。
今回は、東京大学医学部附属病院リハビリテーション部鍼灸部門主任の粕谷大智先生をお招きして、「頸肩腕症候群(痛)の効果を導く刺鍼部位と刺入深度〜後頭下筋群と肩甲背神経へのアプローチ〜」と題して、ご講演と実技の講習を行なっていただきました。
粕谷先生は、鍼灸師の間で存じ上げない人はいないと言っても過言ではなく、また、NHKの番組(「東洋医学ホントのチカラ」や「ためしてガッテン!」)などにご出演されたことから、一般方々にも広く知られた先生です。
前半は頸肩腕症候群の定義・概念、頚部神経根症についてお話しされ、後半は対象となる筋(後頭下筋群の中の大後頭直筋と下頭斜筋)の触診の方法と注意点を含めた刺鍼法、中斜角筋の刺鍼、施灸法をみなさんに実践していただきながらご教授いただきました。
お話もおもしろく、内容の濃いあっという間の3時間でした。後半の実技の時は動画撮影もお許しいただけたので、皆さん各自復習のための動画撮影を行いながら真剣に、楽しみながら学んでおられました。
講習会終了後は、中華街のお店で神奈川県鍼灸師会の忘年会が行われ、粕谷先生はこちらにもご参加くださり、会員からのさまざまな質問にも丁寧におこたえいただいておられました。
本当に感謝です!
来年は1月15日(水)にイブニングセミナー(スポーツ/整形外科領域)、2月23日(日)は学術講習会(小児科領域)が用意されています。
詳しくは
神奈川県鍼灸師会ホームページ「講習会」欄をご覧ください。