4月14日(日)、西條先生の講演を拝聴してまいりました。テーマは、
「刺鍼による心拍数減少の自律神経メカニズム」~「自律神経の働き」を指標に、「体の仕組み」を動かし、「体の治す力」を高め、「21世紀社会が求める」「体に優しい鍼治療」~
「浅刺・呼気・坐位」が心拍にどのような影響を及ぼすか、実際に心電図をとりながら施術し、その波形から自律神経に与える影響をご説明くださいました。
先生の長年の研究から導き出された「浅刺・呼気・坐位」の施術は、
「副交感神経と交感神経両方を高める効果をもたらす」
ということなので、まさに順天堂大学医学部教授の小林弘幸先生の言われる「交感神経と副交感神経はともに高いレベルで機能することが理想」という理論に応用できる施術なのではないかと大変興味深く伺ってきました。
また、経絡治療の先生との共同研究から、経絡治療の本治法と同じ効果を、この「浅刺・呼気・坐位」の施術でもたらすことができるということでした。一点違うのは、西條先生方式が「坐位」であるのに対し、本治法は「臥位」で行っていること。「臥位」で行っても経絡治療の先生は両自律神経の機能向上がみられ、その理由は「押手」が関係しているかもしれない(今後も研究)とのことで、大変興味深いものでした。
鍼灸がエビデンス(科学的根拠)を持つことは、患者さんに対してはもちろん、機があれば医師に対して説明できるものとして大切なことだと思います。まだまだ解明されていない鍼灸のもつ能力がたくさんありますが、その分、医療に携わる者として、施術者としてやりがいに限りがありません。
「刺鍼による心拍数減少の自律神経メカニズム」~「自律神経の働き」を指標に、「体の仕組み」を動かし、「体の治す力」を高め、「21世紀社会が求める」「体に優しい鍼治療」~
「浅刺・呼気・坐位」が心拍にどのような影響を及ぼすか、実際に心電図をとりながら施術し、その波形から自律神経に与える影響をご説明くださいました。
先生の長年の研究から導き出された「浅刺・呼気・坐位」の施術は、
「副交感神経と交感神経両方を高める効果をもたらす」
ということなので、まさに順天堂大学医学部教授の小林弘幸先生の言われる「交感神経と副交感神経はともに高いレベルで機能することが理想」という理論に応用できる施術なのではないかと大変興味深く伺ってきました。
また、経絡治療の先生との共同研究から、経絡治療の本治法と同じ効果を、この「浅刺・呼気・坐位」の施術でもたらすことができるということでした。一点違うのは、西條先生方式が「坐位」であるのに対し、本治法は「臥位」で行っていること。「臥位」で行っても経絡治療の先生は両自律神経の機能向上がみられ、その理由は「押手」が関係しているかもしれない(今後も研究)とのことで、大変興味深いものでした。
鍼灸がエビデンス(科学的根拠)を持つことは、患者さんに対してはもちろん、機があれば医師に対して説明できるものとして大切なことだと思います。まだまだ解明されていない鍼灸のもつ能力がたくさんありますが、その分、医療に携わる者として、施術者としてやりがいに限りがありません。