hiroべの気まま部屋

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自宅映画(邦画):鉄道員(ぽっぽや)

2016-11-15 10:28:45 | 映画

(yahoo画像検索より)


 日曜日は邦画の日、ALWAYSの続編を観ようか、健さん物にしようか少し迷ったのですが、
今回は建さん物で「鉄道員(ぽっぽや)」を観ました。

 冒頭SLが雪原を走るシーンがあり、鉄道ファンにはたまらない映画なのではないでしょうか。
元SLの機関士で、現在は北海道のローカル線の定年間際の駅長を務める鉄道員のお話です。
 この鉄道員、やっと恵まれた子供を乳児の時に、妻もその後亡くした独り者で、筋らしい筋はなく、
主に、その鉄道員の回想シーンと、駅舎での暮らしを中心に淡々と映画は進んでいきます。

 先に観た「駅(ステーション)」は、刑事物で、ある意味ドラマチックな展開がありますが、この映画は
その点では、建さんの魅力で繋ぎとめられてはいるものの、最初のうちは特に、ややあくびが出そうな展開で進みます。
 それを助けてくれるのが、定年を間近に控え、それを心配して新たな職場を勧める機関士時代からの同僚(小林稔侍)
とのシーンですね。同僚を心配するやや粘着質の小林稔侍と淡々とした健さんとの、友情のやり取りのシーンに、
じわじわと心が温まってきて、これがいいんです。

 そして、この映画のクライマックスが、三姉妹の登場です。

 結果、この映画は実は単なる鉄道員の物語ではなく、ファンタジーであることが最後に分かります。種明かしし過ぎですが、
続きは是非映画を観ていただきたいと思います。

 それにしても、健さん映画は北海道、雪が似合います。

 製作は1999年と私的には最近の映画です。原作は読んだことはないのですが、浅田次郎ということです。