(プログラムより 以下同じ)
昨日は上野の東京藝術大学奏楽堂にて藝大コンサートに行って来ました。
昨年に続いて聴くのは2回目、カーデーラーの招待のコンサートです。
抽選で招待されるのですが、今年は落選だったのが、金曜日の夕方にキャンセルが出たのでどうかと
電話があったので、二つ返事でOK、喜んで行かせていただきました。
ともかく、藝大の現役とOB・OGによる特別編成のオーケストラ、日本のトップクラスのそろった
編成ですから、去年も感激しましたが、今年もそのキレキレの演奏は凄い!素晴らしい!の二言でした。
(奏楽堂内)
今回は、ロシア音楽、チャイコフスキー、ラフマニノフ、締めはムソルグスキーでした。
締めの「展覧会の絵」、管楽器、特に金管が活躍する曲で、その技量で演奏の良し悪しが決まる曲ですが、
そこは藝大メンバー流石でした。この曲の良さを十分に出して楽しませてくれました。
もっとも、自宅でのんびり聴くことは多いですが、コンサートでは積極的聴き行く曲でもなく2回目ぐらい気がします。
締めの曲というより、中締めの曲という気もします。
凄く良かったのは、その中締めの曲「ラフマニノフ:パガニーニの主題による狂詩曲」でした。
1楽章形式のピアノ協奏曲と言っていい気がしますが、パガニーニの主題による・・・という曲は多いですね。
解説を読むと、パガニーニのバイオリンの24の変奏曲をもとにして作曲された曲とのことです。
変奏曲ということもあって、比較的単純なメロディーが繰り返されますが、終盤近くになってともかく美しい、ロマン的な
メロディーが会場を包みラフマニノフの世界が十分に展開されます。
ラフマニノフ、やはりいいですね!
このコンサート、私は去年初めて聴いたのですが、今回で11回目の開催ということでした。去年もそうでしたし、
これまでのプログラムを見ると、どちらかと言えば短い曲や曲の一部のみで、多くの曲を演奏するファミリーコンサートの
イメージでしたが、今年は一般の演奏会同様の本格的なコンサートとなっていました。
実は、昨年の演奏会のアンケートで、そんな趣旨の意見(ファミリーコンサートではなく本格的な物を希望)を出して
おいたのですが、早速採用されたと、かってに思っています。
ともかく、素晴らしい、大満足のコンサート、来年もキャンセルの代理でもいいので招待されたいです。