ずいぶん長らく憧れていた割には臼杵の石仏については全く不勉強で、石仏とは呼ばれていても、実は摩崖仏だったということです。
石仏とは、私の兄が造っているような単体で持ち運びできるものです。一方、摩崖仏は崖などに彫られたいわばレリーフということですが、臼杵の摩崖仏は実に立体的に深く彫られていて、これなら石仏と呼ぶのにふさわしいとも思いました。その磨崖仏群は臼杵には60体あってすべてが国宝、というのも凄いですね。造られたのが、平安後期から、鎌倉初期とのことです。
それでは、見学順に写真でご紹介していきます。
修理中でしたので、パンフから一部(上の中)転載してご紹介しています。
臼杵石仏、昭和55年から14年間かけて保存修理が行われたということです。その時に、この古園石仏群の中央の大日如来像も、落ちていた頭部(上段右パンフより転載)も仏体に戻す修理がされています。私が臼杵石仏を知った時はこの頭部が修理前でしたので、その意味でも「石仏」というイメージがピッタリきていました。