hiroべの気まま部屋

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六郷満山開山1300年の国東半島と高千穂の旅(7):熊野磨崖仏

2017-12-14 08:56:30 | 旅行


 旅も3日目の最終日(11月24日)となりました。

 前日、初日と同じ別府のホテルに泊まり、3日目は国東半島を横断しながら観光を行い、大分空港から東京へと帰って来ました。
 そして、最初の訪問地が私にとって、臼杵石仏、高千穂峡と並んで今回の旅のハイライトの一つであり、最大の難所でもあった熊野磨崖仏でした。

 実際は同じ摩崖仏の臼杵が石仏というイメージに近いのに比べて、ここ熊野磨崖仏は、まさに摩崖仏そのものでした。急な坂道を登った崖に迫力ある2体の仏像を中心とした磨崖仏群となっていました。

 

 冒頭の写真(上の写真では、上段中央)が大日如来ということですが、この大日如来は菩薩形ではなく如来形をしており、薬師如来ではないかとの説もあるようですが、ふるい形の大日如来というのが定説のようです。

 そして、向かって左には不動明王が彫られています。一般に憤怒の明王ですが、この明王様はユーモラスな雰囲気が漂っています。



 造られたのは、平安末期ら鎌倉初期と推定されているようです。それにいても、見事な摩崖仏、ともかく難所を何とか克服してたどり着いたので、いっそう感激のご対面となりました。

 その難所、坂道を登って最後に迎えた鬼が築いたという百段の石段、ともかく大変でした。



 なお、摩崖仏のある場所から、さらに石段を上った上には熊野神社があります。
 

 また、とてもそんな難所はもうとても行かれないという方は、初日に訪問した宇佐市の歴史博物館に原寸大の大日如来の複製が玄関を入ってすぐに迎えてくれますので、そちらでご覧ください。