hiroべの気まま部屋

日ごろの出来事を気ままに綴っています

六郷満山開山1300年の国東半島と高千穂の旅(8):富貴寺

2017-12-19 08:04:35 | 旅行

(国宝阿弥陀堂、右下は阿弥陀如来坐像(パンフより転載))

 3日目最終日の国東半島の旅、熊野磨崖仏のあとは、阿弥陀堂(富貴寺大堂)が国宝に指定されている「富貴寺」(wikipedia)でした。

 この富貴寺大堂は平安後期の建物で、屋根の部分は何回も造りかえられているものの、柱と内部は当時のままということで、国宝指定されているとのことでした。
 内部の撮影は出来ませんが、正面に阿弥陀如来坐像が安置され、周囲の壁などに描かれていたいわゆる阿弥陀浄土の様子が、わずかに薄っすらと一部残っています。
 現住職が子供のころは、村の集会所、子供の遊び場として使われていたということで、残念ながら保存状態は最悪といったところです。

 もっとも、この阿弥陀堂の内部をレントゲン撮影して、当時の色などを分析し、極彩色の内部を再現した複製を初日の宇佐市の歴史博物館で観てきましたので、創建当時の姿をご覧ください。




 なお、阿弥陀堂及び阿弥陀如来坐像とも榧木で造られており、境内にも大きな榧木が植えられています。また、石像の国東半島、石像の仁王様が迎えてくれました。