(国宝阿弥陀堂、右下は阿弥陀如来坐像(パンフより転載))
この富貴寺大堂は平安後期の建物で、屋根の部分は何回も造りかえられているものの、柱と内部は当時のままということで、国宝指定されているとのことでした。
内部の撮影は出来ませんが、正面に阿弥陀如来坐像が安置され、周囲の壁などに描かれていたいわゆる阿弥陀浄土の様子が、わずかに薄っすらと一部残っています。
現住職が子供のころは、村の集会所、子供の遊び場として使われていたということで、残念ながら保存状態は最悪といったところです。
もっとも、この阿弥陀堂の内部をレントゲン撮影して、当時の色などを分析し、極彩色の内部を再現した複製を初日の宇佐市の歴史博物館で観てきましたので、創建当時の姿をご覧ください。