(oriconより転載)
TV放送は1週間前に終わりましたが、私の「花燃ゆ」は昨日、最終回の録画を観て完結しました。
「平清盛」と最低視聴率を争った、そんな大河に終わったこのドラマでしたが、真央ちゃん見たさに
結局最終回を迎えることになりました。
低視聴率がネットのニュースでも話題になっていましたが、ドラマの内容を考えると、さもありなん、と
いうことかと思います。
時代としては、幕末から明治初期と面白い時期で、特に前半は吉田松陰を中心とした長州藩の幕末の動きを
とらえていて、興味をそそられました。
ところが、どうしても主人公の杉文が邪魔なんですよね。主人公なんで登場させないわけにはいかないのでしょうが
ともかく「しゃしゃり出てくる」という感じで、激動する幕末、という展開ではどうにも邪魔でした。
後半の明治初期の場面は、あまりドラマでも扱われない時期で、それなりに面白くなるはずですが、これが「群馬」
という一地方に限定されて、すっかりダイナミックさを失ってしまいました。
面白かったのは、文が奥御殿に上がって美和と名を変え、明治維新を迎えてたあたりの場面でしょうか。
大奥はよく扱われるテーマですが、一藩の奥の様子を扱うのは少ないでしょうし、特に明治に時代が変わっての
藩の動き(特に動揺や混乱)を扱っていたのは面白かったです。
松陰の妹の半生を扱ったこの大河、幕末の長州藩の部分を縮小して、奥に上がり群馬までの後半部分を中心として
朝ドラで扱ったら、ヒットした気もします。
低視聴率で終わったということですが、私としては十分楽しませていただいて、感謝!ということで締めたいと思います。