10年前の話だが、激安仕事を受けた結果、結末が見えつつも、周りの反応が面白かった。

もう10年前だが、
ミクシーでこんな募集があったので、面白そうだったので仕事をお請けした。

要約するとこうである、、、

「今度、閉鎖される茅ヶ崎のライヴハウスでギターの弾き語りをします。
60分くらいのライヴではありますが、弾き語りを撮ってDVDにしてほしいです。

映像業界の基準は分かりませんが、5000円でお願いできる方を募集します。」と、こうだった。

いやー、ミクシーは当時活気がありましたが、
酷い書き込みが多かったねー。

ミクシーの性質上、ハンドルネームやペンネネームで、一応は書き込み主が
わかる中でもいろんな書き込みがありました。

私は結局、仕事として請けてDVDにて納品しました。

書き込みの中には、、、
「こいつ相場を知らない」というのが大半である。
しまいには、「死ね」とか書かれていたから
依頼主も病んでしまい、不眠症になりミクシーを退会してしまいましたからね。
書き込みがなくとも、格好の餌食となり、ミクシー経由ではあるが
批判メイルがかなり届いたのである。

私自身は攻撃されなかったが、
書き込みで批判はされましたね。

まぁ、そんなメンバーも今、探すと、ほとんどミクシーを
退会している人がほとんどである。

その頃から、私はミクシーには不快感を持つようになった出来事である。

まぁ、相場からかけ離れてい入るが
依頼者、受注者が同意していればいいだけの話であって
多少の批判や意見はあっても、しれ以上のことも以下のこともない。

過剰に「死ね」メイルを送る輩は、単に暇なのか異常な行動をとりたがる。

依頼主は、夜勤もしながら、日々、映像業界とは、全く関係ないOLさんで有ったが
はたから見ていて、批判されかわいそうだなぁと強く感じた。

彼女とは今でもミクシーで友達であるし、今も元気にライヴ活動をしている。

批判するって簡単ではあるが、
彼女の希望を叶える方向へ導くのも先駆者の義務だと感じる。

まぁ、制作費　5000円とは業界基準からすれば破格ではあるが、
彼女が夜勤をしなが地道に仕事をしていて、その給料で映像を残したい
という本質がわかれば、なおのこと協力したいというのが
私の本音で、当時はその依頼を快く請けた。

そんな、うわべだけで判断せず、
本質を感じた案件も大切にしたいと、日々、考える。

やはり、理想論ばかりでは心苦しくなる。

私がお仕事をお願いするとき、心がけていること。そして、コレだけはしないようにしている3つの事

数ある、製作者の中、極力気をつけている事を書き出してみる。

逆に、されると嫌だなーとという事になるが
コレだけは譲れない感じである。

1つ目は、、、

基準が曖昧かもしれないが、
「独りよがりにならない、納品物を心がける。」

結構、フリーランスで仕事をしている人の仕事を受けると
よく感じられるのが、「撮影や録音はこうあるべき。」と、言われて、
従わなければ、対応力がないと平気で言ってしまうことだ。

特に他業種から映像制作者になって、個人事務所を開設して
単独で仕事をしている人で、このようなことを言っている人が
多いような感じがする。

まぁ、確かに、制作するにあたり「こだわりは」は必要かもしれないが、
場合によってだと思うし、日々、撮影や録音の環境も違うので
本質が問題なければ、許容範囲として認めるべきおおらかな心構えが必要だと思う。

こんなことを言わないように、心がけている。


2つ目は、、、

現状を踏まえ、跳躍しすぎない事をお願いするようにする。

これって、1つ目のことの反対言葉のようかなぁ、と、感じる。
秘酒的はそれでいて対応しているとイライラするが、その反対もしかりである。

予算や撮影時間など物理的な要項もある中、
地に足をつけた、一見地味ではあるが、確実かつ本質を踏まえた
仕事のお願いをするように心がける。

結構、広い視野で他の人を見ていると、
「こんなことも撮って欲しいとか」言われるのは大丈夫だが、
それ以上に、「あれも　これも　やって欲しい」と欲張る人が多い。
極力、対応したいのは山々であるが、欲張り過ぎる人の欲求ほど
納品物を見ると散漫な出来栄えば気になる。

反面教師として、欲張らない、欲望を出しすぎない様に心がける。


3つ目は、、、

日々、世間の動向を気にする様に、突飛なこ事や
大幅に相場から外れない様に心がける。

まぁ、ギャラの話なのですが、本当に予算がない時はないものである。
そんな中、お願いしたい時もあるので、お話をしてギャラを相談させていただきます。

よく、仕事を受注する時に「激安」で、ダンピングする人がいて
結局はコレが基準となってしまい、仕方なくギャラが低いことが恒例となる。

悪循環と思うが、受注するとき、外注さんでお願いするとき
皆が幸せになるよう私は心がけたいと思う。

まぁ、例歳企業ならではであるが、
少なくとも、受注する方、される方共に幸せになる在り方を
意識したいと思う。