ブログに書けることが蓄積されてきたので、
「美容と健康」カテゴリを追加してみました
ドイツの食品や化粧品には、オーガニック製品のイメージが強いような気がします。
スタンスとして、ケミカル、ノンケミカルどちらも取り入れていますが、
良さそうなものがあれば色々試してみたいと思います。
最初のエントリーは、自宅に必ずストックされている保湿ものです。
ヴェレダ、カレンドラシリーズのベビーミルクローション。
**************************************************
ヴェレダ(WELEDA)については、
1921年にスイスで創業されたオーガニックコスメの草分け的メーカーで、
ブランド名と企業ロゴは、アドルフ・シュタイナーによるものです。
(シュタイナーは多彩な分野で足跡を残し、日本では幼児教育の分野でよく知られていますね。)
ロゴの中心は古代ギリシアの医学神、アスクレピオスの杖で、
癒しのシンボルであるヘビが巻きついている様子を表しているそうで、
真実と信頼、地上と天井のつながりを象徴しているということです。
原材料は野生もしくはオーガニック栽培のもの、
添加物に関しても人工的なものを排し、
全て自然界に存在する物質を用いているそうです。
20世紀初頭は、モダニズム全盛で科学も産業もイケイケの時代です。
当然それに伴う公害等も起こり始め、
環境汚染や化学物質の弊害が何となく感じられていた頃だと思います。
化学物質の危険性が広く認知される大きな契機となった
レイチェル・カーソンの『沈黙の春』が出版されたのは1962年のことですから、
それよりも約40年前にアンチ化学物質を打ち出して商業ベースにのせたのは、
素晴らしい先見の明と経営手腕があったのですね
シュタイナーはオランダ人医師と共同で会社を設立しており、
ヴェレダはドクターズコスメの走りでもあります。
*****************************************************
私がこの乳液を使い始めたのは、
以前から企業理念に賛同していたという訳ではなく、
全くの偶然なのですが、、
ドイツに来てすぐの頃、こちらの水道水が合わず、
硬水で肌がひどく荒れてしまい…
極度に乾燥し、デリケートな肌状態だったので、
保湿力があって、なるべく刺激のないケアものを探していたところ、
WELEDAはドイツ(ほんとはスイスだけど)の代表的なメーカーで定評があるし、
しかもベビー用なら輪をかけて低刺激処方で作られているのでは、、と思い、
使ってみたら、これが大当たりだったのです
若干オイル感は残るものの、純粋なオイルよりも軽めの使用感、
肌馴染みが良く、しっかりと保湿されているのが分かります。
何日かすると、症状がだいぶ落ち着いてきました。
このシリーズ名になっているカレンドラは、
トウセンカ(マリーゴールド)のことで、
効用としては抗炎症、清浄作用があるのだとか。
うーん、、トウセンカの消炎効果というよりは、
オイル分でうまく保湿されてトラブルが収まったような気もします。
ともかく、以来この乳液が手放せなくなり、
保湿の土台として、顔&ボディとオールマイティに活躍させています。
メーカーが推奨している使い方は、お風呂上りにすぐ馴染ませることですが、
これ以外に、外から帰ってきて顔が乾燥しているよ~、なんて時には、
洗顔してからパックの要領で厚めに顔にのせます。
そのまま夜まで過ごし、お風呂に入ってスキンケアをすると、
肌がしっとり柔らかくなっているのが分かります。
香りは、カレンドラの匂い??、
アロマの植物っぽい香り。少しスーッとするような。
気分が落ち着きます。
※トウセンカはキク科なので、
キク科にアレルギーを持っている人は要注意ということです。