今年の元旦は古江地区のギッチョ祭りに出かけました
この祭りは豊漁と豊作を願って中世から行われている正月行事だそうです
この地区も過疎化が進み漁業組合も解散しており老人の姿が多く見えました
行事は海に面した魚市場だったであろう建物で行われました
行事はコの字型に座っている地区の役員達の前で塩漬けの魚がさばかれます
三つの桶にトンボシビ・タイ・カツオが準備されており包丁を使うのは年配の漁師さん達でした
彼等は大きな魚をてきぱきとさばいていきました
さばかれた魚は酒を酌み交わしている地区の役員達の肴として配られます
かなり塩辛いのでお酒がすすむようです
残った魚は観衆にふるまわれます
大半が地元のおばちゃんやおばあちゃんでした
中にはこんな若いオネエサンもいました
わたしも地区のおばちゃんに勧められて有難く貰いました
いよいよ本来の行事が始まります
お神酒をかけている2mの樫の棒がこの行事の重要な道具です
海側3名山側3名が棒で蔓を瓢箪型に束ねたものをさし上げます
そして「ギッチョホーイ」の掛け声で海に投げ入れるのです
6名の中に裸の若者がいますが海に飛び込み瓢箪型に束ねた蔓を回収してくるのです
その後 山側にも投げるのですが猟場だけに投げられる距離は控えめでした
とても長閑な祭りでした