Con Brio 楽譜と趣味の道具箱 

〇出版楽譜のご紹介
 カテゴリー ⇒「出版楽譜」へ

〇アート
〇ミュージカル
〇コンサート
〇温泉 釣り

twelve(青山円形劇場)

2014-09-02 | 舞台

今拓哉さんが出演する「twelve」を観に青山円形劇場へ行きました。

Bvycuccqaem0ltjpglarge
◆「twelve」

Twelvea
◆「twelve」の12人のキャスト

原作は1957年のアメリカのテレビドラマで、その後映画や舞台で多く取り上げられています(昔見たような記憶があるのですが、詳しい内容は思い出せませんでした)。といっても今回の作品は今の日本の社会にうまく置きかえて書かれています。

201109282
◆こちらが原作

父親殺しで逮捕された少年の裁判で、12人の陪審員が評決(全員一致でなければならない)に達するまでの密室ドラマ、といえば簡単ですが、最初から最後まで自分が傍聴席で一緒に参加しているような気分になってしまいます。

青山円形劇場は初めて行ったのですが、あれだけ近いところでステージを観ることはなかったので臨場感がすごくて緊張(笑)

R1
◆青山円形劇場

役者さん方もいちど出たら出っぱなしなのでこわいでしょうね。「覚悟決めて開き直るしかない」(今さん)とのこと(笑)

ストーリーなどについては差し控えますが、役者のみなさん一人ひとりが個性的で実に上手い。特に思ったのは、セリフがない時やただ座っているような時でも表情や動作や身体の動きが刻一刻と変わっていくこと。そしてあれだけの量のセリフを12人が次々にやりとりしてつないでいくのにも驚くばかり。あらためて「プロってすごい!」と思いました。

演出の望月龍平さんが「この作品が生まれた時から、青山円形で上演すると決めていた」と書いているのですが、納得!です。

これだけ集中して劇の中に入り込んだのは初めてでした。演劇を堪能。

(2014.09.01)


「冒険者たち」

2013-06-13 | 舞台

 今拓哉さん出演のミュージカル「冒険者たち」(サンシャイン劇場)を観てきました。

35a2ec94s
◆二枚目ぞろいのキャスト。

 
 ストーリーはシンプルで、主人公が仲間たちとともに凶悪な相手に対し困難を乗り越え勇気と団結で立ち向かっていく、というもの。主人公とヒロインの恋(一瞬ですが)や仲間の死などもありますが、全体的には役者一人ひとりの個性と演技を楽しむミュージカルかなと思いました。実際、主人公のガンバを始め、役者さんたち(出演者18人中17人が男性)はイケメンぞろい(笑)で、ステージ場で熱演を繰り広げます。会場にはファンの女性客がいっぱいでした。

 今回の今拓哉さんの役は悪役「イタチ」。今まで観た舞台の中でいちばん出番とセリフが少なかったかもしれません(失礼)が、やはりその存在感と歌唱力は抜きん出ていました。「悪魔のスキャット」を「あ~あ~あ~」と歌っているだけでも、思わず引き込まれてしまいます。それにしてもあのメイクはすごい(笑)。

 終演後の出演者の皆さんによるアフタートークも爆笑でした。(2013.06.12)

 

 


「ロイヤルホストクラブ」

2013-04-15 | 舞台

 ミュージカルコメディー「ロイヤルホストクラブ」は久しぶりに笑い転げた痛快(怪)作でした。

 新宿・歌舞伎町を舞台に、No.1の座を狙うホスト達の熾烈な争いと女性客との駆け引きを、JAZZナンバーとダンスに載せてテンポよく描いた爆笑コメディー、と言えばいいのでしょうか。

Omote

 

 とにかくキャストが個性的で脇役の一人ひとりまで目が離せない。さあ次は何をやってくれるのか、と役者が登場するたびに期待してしまいました。これだけ笑えれば十分元は取った(?)という気がします。


◆前回の公演より

YouTube: 青島凛&福田奈実「ロベリンとジャスミン」

 

 

 

 さて、この舞台の主役を務める今拓哉さんとはかれこれ30年以上のお付き合いになります。初めて観に行ったのは劇団四季のミュージカル「李香蘭」。このころはまだアンサンブルの一員でしたが、その後は「レ・ミゼラブル」などで注目され、あれよあれよという間に多くの舞台で大活躍。どちらかというと正統派のミュージカル俳優といったイメージがあるかもしれませんが、昨年の「雪やこんこん」での村田雄浩さんや高畑淳子さんとの軽妙なやりとり、「テキサスブロンコをぶっ飛ばせ!!」の驚きの金太郎役(爆笑)、そしてこの「ロイヤルホストクラブ」など、最近の「ちょっと癖のある二枚目半役」が自分は気に入っています。