世田谷文学館で開催中の「浦沢直樹展」へ。
◆まさに「描いて描いて描きまくる」の展覧会
◆世田谷文学館 住宅街の中にあります
◆入口から浦沢さんらしい遊びが
◆ロビーにはおなじみのキャラクターたち
◆こりゃ楽しい
◆展示室入口
◆こちらを含め2か所が撮影OK
浦沢さんの作品に初めて接したのは「パイナップルARMY」や「ビーパル小僧のアウトドア教本」でしたが、その頃大ブームだった大友克洋さんの絵柄に似つつ、表情がより人間臭くて印象に残りました。
その後「YAWARA!」で大人気(これはスピリッツで毎号読んでいました)。以後も「MONSTER」「20世紀少年」「PLUTO」など話題作を連発。最近はNHK「浦沢直樹の漫勉」も見逃せません!
さて展示は2階の1室だけなのですが、各ブースに作品ごとの生原稿がずらり。中には単行本1冊分展示されている作品もあり、真剣に読んでいると半日くらいかかりそうです。
◆原稿の横には
◆一緒に記念撮影している方も
生原稿以外にも、構想のメモ、ネーム(コマ割りやセリフなどを鉛筆で大まかに描いたもの)とその完成原稿、カラー原画、イラストなどが所狭しと並んでいます。
◆一人ひとりの表情が豊か
◆このスピード感!
また、子どもの頃に描いた自画像やマンガ、制作ノート、デビュー前後の作品、大学の先生をノートに描いた似顔絵などは必見です!
順に見ていくと、中学から高校くらいまでは手塚治虫さん風の絵柄ですが、大学在学中頃に明らかに大友克洋さんの影響が(自分も浦沢さんとほぼ同世代なので、大友さんの「Fire-Ball」は衝撃でした)。そして大学卒業頃にはほぼいまの画風になっています。20才そこそこで自分のスタイルができているのが凄い!
膨大な生原稿をじっくり見て思ったのは、ペンとインクで描かれた「線」の1本1本が実に生き生きとしており、表情豊かで圧倒的に美しいということ。モノクロなのに色まで感じるのです。本当に素晴らしい!
◆ポストカードにクリアファイル(ショップにて)
う~ん満足。これであとは井上雄彦さんと星野之宣さんの原稿を見られたら。。。
(2016.02.03)