10か月ぶりに展覧会に行ってきました。
三菱一号館美術館で開催中の「フィリップス・コレクション展」です。
◆この季節によく合う赤レンガの建物
春先に右眼を悪くして視力の低下やものの歪みがひどく、今まで美術館どころではありませんでした。
8月末に手術をして3か月目。まだ歪みはありますが視力は少し回復してきたので久しぶりにどこかへ行こうと思いました。
フェルメールやムンクはかなりの混雑らしく、離れて見るにはちょっとつらい。このフィリップス・コレクション展はゆったりと近くで見られそうだったのと、いろいろな時代や画家の作品が展示されているので今の自分の眼の状態を試すのにちょうどいいかと考えました。
◆主な出品作①(ミュージアムショップのクリアフォルダより)
三菱一号館美術館は「クラーク・コレクション展」以来です。外観・内装ともに落ち着いたシックな建物は好きな美術館のひとつ。
◆とてもいい感じの中庭 隣はオープンカフェ
ひとつひとつの展示室はこじんまりとしていますが、とても落ち着いて見られます。思ったとおり空いていたのでどの作品も至近距離で鑑賞。
◆主な出品作② 彫刻もあります。
シャルダンのような古典的な作品から印象派、キュービズム、ピカソやデュフィまで幅広い作品が展示されていて、さながら美術の教科書?を見ているようでした。
また、「え?ブラックってこんな絵も描くんだ。」といったような意外な発見もありました。
今回いちばん気に入ったのはこれ。
◆カンディンスキー「連続」(油彩)
展示室入り口では展示リストのほか、特製のカード8枚がつづられたものがもらえます。
◆特製カード 左下がブラックの作品「驟雨」
試しに、と思って行ってみましたがなかなかのいい作品が多く、おすすめの展覧会です!
(2018.11.20)