海外のディアが、湯川遥菜さん殺害のビデオは偽物ではないか、という見方を伝えている。Mashableという、あまり有名でないサイトから引用する。時間は日本時間ではない。
ーーー湯川遥菜さん殺害のビデオについて、偽物だという見方もあったが、米国と日本の政府はこのビデオを本物と認めた。今回のビデオは、イスラム国のこれまでの人質のビデオと異なる点がある。
ビデオは土曜日に投稿されたが、すぐに削除された。イスラム国のホームページ内で、ビデオの真偽について意見が分かれた。イスラム国のある戦闘員は、偽物だ、と言い、別の戦闘員は、後藤さんの妻にだけ向けたメッセージだ、と言った。さらに別のひとりは、投稿者がこれまでと違う点を指摘した。これまで人質と斬首のビデオを投稿していたのは、イスラム国のメディア部門の一つである「フルカン(al-Furqan)」である。今回のビデオには、al-Furqanのロゴがなかった。
それだけでなく、動画の内容自体がこれまでとかなり違っている。
生きている湯川遥菜さんが斬首される場面の動画ではなく、湯川さんと思われる人の、殺害後の写真のみである。以前の動画にあったような、生々しい、目を覆いたくなるような残酷なシーンは写されていない。
また、これまで、予告したタイムリミットに正確に従い、実行してきたが、湯川さんについては時間が遅れ、後藤さんについては、別の要求に変えた。
いくつもの点でこれまでと異なることが何を意味するかは、わからない。単に、イスラム国が余裕を失っているだけかもしれない。ーーーーーーーーー
貼り付け元 <http://mashable.com/2015/01/24/japan-government-isis-video/>
後藤さんの知人のジャーナリストは、ビデオの中で話す後藤さんの声は、本人のようだ、と言っている。
ビデオの中で訴える後藤健二さん
(写真) Japan Times
<サジダ・リシャウィはアンマンのホテルを爆破した犯人>
ビデオの中で、後藤健二さんは述べている。「彼ら(イスラム国)は公正である。彼らはもはや、金銭を要求していない。その代り、ヨルダンの刑務所に囚われている仲間の女性の釈放を求めている。」この女性について、ジャパン・タイムズが説明している。
イスラム国が釈放を求めた女性サジダ・リシャウィは、2005年にヨルダンで起きた自爆テロの実行犯の一人である。彼女は、腰のベルトにつけていた爆弾が点火せず失敗したが、彼女の夫と他の二人は成功した。その日、アンマンのホテルで、結婚式に列席していた57人が死亡した。
サジダ・リシャウィはイラク人である。イラク・アルカイダの創始者ザルカウィの副官の姉あるいは妹といわれる。
以上ジャパン・タイムズより
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