樹間暮のきまぐれライフ

ゆったりと・・・残りの20年は過ごせそうにないけれど、きまぐれな日々の生活を少しだけでも記憶の底に残しておくきっかけに。

梅酒うめ~

2009-07-25 14:06:15 | 日記
巷では居酒屋で「梅酒」がブームになっている様子。
私が子供の頃は、夏になっておなかを壊すと必ず梅酒を飲まされた。祖母が作ったその味は、ちょっとおなかを壊してアルコールの匂いをかげるのが楽しい夏のあまずっぱい味。私の実家には今も老木となった梅の木が植わっている。
昨年その梅の木にたくさんの梅がなった。丁度実家に寄った頃だった。一粒一粒怪我させないように、いや傷をつけないように丁寧に落とした。その梅が母の手で今年の梅酒となっていた。奥の納戸には知らない間に3年ものそれ以前のものの梅酒のカメが並んでいる。

先日寄った時、若い今年の梅酒をもらってきた。
                          一粒食べると顔が真っ赤になるほどまだまだアルコール度が高い。これを食べて車を運転したら即免停、罰金200万ほどの高い梅につくこと間違いなし。



丁度時を同じくして近所の方から梅酒をいただいた。これはお姫様のような梅酒。多分黄色くなりかけた梅をつけたのであろう。それにしても・・・ブランデーに浸かっていた梅は本当にふくよかで、品がある。
            江戸っ子の梅酒はきりりと一杯、金沢の梅酒はのほほんと一杯。それほど違いがある。

            江戸っ子を牛乳割りして「飲むヨーグルト」状にし、寝酒にするのが今の私流


熊野古道

2009-07-25 10:51:07 | 日記
私の山歩きは3年前、熊野古道から始まった。
NPO法人白山の自然を考える会のメンバーの一人から熊野古道に誘われたのがそもそものきっかけ。紀伊田辺の「滝尻王子」から始まる中辺路2泊3日の修行に参加した。1日に6~8時間歩く2日間の計画に一時はひるんだものの、一度は歩いてみたかった「熊野古道」という響きに思い切って参加。杉木立ではなく、ヒノキの木立の道をひたすら歩く。
  小さな花も小川のせせらぎの音も新鮮で、やはりここは何かエネルギーを発散している山ではないかと感じる。5月の連休ではあったが、人もまばらで静かな中辺路。今作られたばかりと思うほど新鮮な空気を独り占めできそうなほど。
                             
                 滝尻王子

滝尻王子から大門王子、近露王子を経て継桜王子で一泊目を迎える。距離にして17.2km、高低差はほとんどないにしても約7時間は歩いた。人間歩けるのもだなあ~と。翌日発心門王子経由熊野本宮大社を目指す。さすが発心門王子辺りは観光バスで入ることができるためハイヒールの観光客も多くなり・・・リュックをしょったむさくるしい私達は奇異な存在にうつったに違いない。
                   
                 発心門王子/石楠花が咲いていた

2日目は湯の峰温泉泊。かけ流しの温泉で熱すぎて足も入れられないほど!!やむなく水を足し、湯もみをする。しかし、久々にいいお湯だった。サッカーのJAPANチームのユニフォームにデザインされている鳥はここの八た烏(ヤタガラス/「た」という字は「尺」+「只」)がモデルだったことをご存知だろうか?チームメンバーは遠征前にここでお祓いを受けたとのこと。なるほど!

     
この「八た烏」を絵文字化した御神札「熊野牛王符」を受けてきた。あらゆる災いを防いでくれる霊験あらたかな護符、わが身を守りたまえ・・・と祈りつつ。
最終日、バスを多少利用して熊野速玉大社、那智大社、那智山青岸渡寺(この寺は那智大社と同じ境内にある。昔の家では神棚と仏壇があっても不思議ではなかったが、古来より八百万の日本の神々はおおらかで多くを受け入れてきたに違いない)を詣でて帰路に着く。
                        
                  本宮          

              
                早玉大社

     
青岸渡寺                               那智の滝

林や山にいだかれて、土の匂いを嗅ぎ、水の音を聞き、五感をフルにつかって歩くことがこんなにもエネルギーを与えてくれるものかと、この3日間をもって身に染みた。
その後、「白山の自然を考える会」に入り、白山周辺を歩きそこの自然を育て・考える活動に参加し始めたわけである。と共に自然と山に足が向き始めたのである。

KICK OFF

2009-07-25 00:57:41 | 日記
ISOを試行して4日がたった。
自社にあわせて改良したはずの帳票や書類を実際実践で使ってみるとやはりそぐわない部分も見えてきて、あちこちで議論をする場面があった。しかし、これが狙い目なのではないだろうか。品質を上げキープし続けること、顧客に満足いただくこと、それを達成するための下固め。形骸化しないように、実質的にするために改善をし続けていくこと、この姿勢がISOなのではないか、と思うようになる。

9月の審査に向けてまだまだ改善の余地はありそう。