樹間暮のきまぐれライフ

ゆったりと・・・残りの20年は過ごせそうにないけれど、きまぐれな日々の生活を少しだけでも記憶の底に残しておくきっかけに。

古本屋

2011-01-06 21:39:22 | 日記
昨年秋に見つけてから時々寄る古本屋
その名も オヨヨ書林
若者が集まるファッショナブルな通りの奥の方に小さい間口で構えている。
若い30代の人がやっている様子。

先日覗いてみた
買うつもりもなく、ちょいと覗く感じ。
楠の彫刻家舟越さんの父上の石の彫刻のカタログでもあればいいなあ~と
30分ほど色々な本を手に取り眺め、読み 本と本の間を泳いでいた。
舟越さんのは先日売れてしまった・・・と。
今でも買う人いるんだ、と認識。

白洲正子さんのエッセイもかじった
精神科医の河合先生との対談で面白かったのは、
この頃先生は患者を治そうとしなくなった、と書かれていた。
治す手伝いはするが、治すのは自分であり、
周りの山や川や空といった自然なんだ、
とおっしゃっていたこと。
やっぱり究極は自分の五感、本能を取り戻すことなのかもしれない。

最後にふと入り口のところで目に留まった本
若い頃に読んでいた立原正秋の単行本
ハードカバーに収まった古ぼけた本は100円
装丁も紙の匂いもふた昔前の匂いがする。
懐かしさの香りに誘われて手を出して買ってしまった。