樹間暮のきまぐれライフ

ゆったりと・・・残りの20年は過ごせそうにないけれど、きまぐれな日々の生活を少しだけでも記憶の底に残しておくきっかけに。

恒例の夏の白山 

2013-08-08 22:02:40 | 日記

当たり年の コバイケイソウ
周りは ガク で中心の1本が花


今年で2回目の参加
「白山の自然を考える会」恒例の植生調査に同行させていただいた週末。

その前の1週間がゲリラ雨、集中豪雨で何度か登山口への道が通行止めとなっていた。
足止めを食っていた人たちがどっとこの週末に集中する・・・と予想していたが
予想は大当たり。市ノ瀬の原っぱ駐車場は満杯、奥のわさび平の駐車場も満杯
私たちはのんびりの10:30出発だったので市ノ瀬園地手前の道路脇に止める羽目になった。

それだけ白山に人が入っている・・・・

時間をずらした為にかえって登る人は少なく
曇天だったため真昼の直射日光にも当たらずにすみ快適な山歩き
この調査に同行させていただくのはガツガツ登るわけでもなく
周りの景色、崩れた山肌、山の成り立ち、花々の植生そして名前 
にっくきオオバコのこと、砂防の事、登山道の補修の仕方を聞きながら
木の香りとそれを運んでくれる風を楽しめる。

         今回は雨続きの後だけに緑が光っていること!
         

                しまった~!今年もまたカメラを忘れた。
                  まずは 石川県花 の くろゆり 


これは雌雄が一緒にさいている


          
           しおらしい つぼみ

                      
                       見なきゃよかった ちょっとグロテスクな花の中

                           

次は
コバイケイソウ
こんなに群生しているのには初めてお目にかかる

それも左をみても、右を見ても状態
間にいろいろな花も咲いている

 
            咲き始めはポップコーンかはたまたトウモロコシか
            

室堂に駐在している草花監察官?お花畑案内人も珍しい!と言ってくれた
コバイケイソウの親玉 バイケイソウ

ちょっと緑っぽくて品がある


白山固有種のハクサンコザクラ


その群生


例年だとハクサンコザクラは雪解けすぐ後の春に見られるのだけど
今年は雪解けが遅かった為この時期にまだ咲いている。
だから春も夏も一緒くたに沢山の花を見れる稀に見る年らしい。
このハクサンコザクラ、花弁は1枚なんだそうだ。

  暫く花図鑑 
            
             イブキトラノオとハクサンフウロ

                          
                           オタカラコウ

         
          ババユリではなく オバユリ

                          
                           シダの仲間 カラクサイノデ

         
         カラマツソウ


ひっそりと艶やかな キヌガサソウ 草むらからドキッとするほどの艶やかさを放つ


           
           6枚の葉っぱからしか花がさかない ゴゼンタチバナ

                    
                       ハクサンフウロ

                              
                               コイワカガミ

      
       シモツケソウ

                             
                    草なんだけど シラタマノキ、大きくなって木になるのか?気になる・・・

                               
                           秋にはいの一番に赤くなるナナカマド

        
         三つ葉のバイカオウレン

                    
                     ミヤマダイモンジソウ

ふう~ 来年になると忘れてしまうけど、今年覚えておこうと思うのは
シラタマノキ 

                 

この日は南竜小屋のキャビンだから8畳を5人で快適快適!
        
小屋からケビンへの道の脇には雪渓が。
色とりどりのテントも処狭しと張られ、飲み物はこの雪渓の上で冷やされていた。
 
                     
                     ケビンへの道

この日の夜は極上の星空
さえぎる町の灯はなく星屑自身が夜空を明るくし、
そんな中でもはっきりと流れを現す白い帯の天の川
宇宙にはこんなにも沢山の星があり
地球に生きてる自分の存在自体が奇跡のよう
年をとったせいか、こんなことにも涙があふれてしまう

翌朝、室堂までは一番近い距離=傾斜はきつい とんび岩コース を登る
一番古いコースの為、自然の道・岩場なのにとても歩きやすい
すぐ脇には雪解け水を豊に流す谷があり、涼しげな水の音と
それをまだ多い尽くしている雪渓とその雪渓を渡って吹く風が
朝の眠気眼を開かせてくれる。いい日になりそう

           

     

にせとんび岩に騙されながら、1時間30分の登りで本物のとんび岩に到着

かいた汗が一気に冷えるほどの風
下界の暑さなんかどこ吹く風~♪


                  
                          見えそうで見えない 別山


美しい声の持ち主 イワヒバリ


植生調査団とはここでお別れ、別行動
5年ぶりかもしれない頂上へ、一人上がり、帰りの飛行機の時間もあるので一人下山

室堂から40分ほどで頂上に着く
ずいぶんと整備されて道がよくなりホイホイっとあがれてしまった。
山ガールのために優しくなった道・・・


頂上は大賑わい


           

雲が一瞬風で飛ばされ、夏の空が顔を出す。
東京ではお目にかかれない真っ青な空


白山は遠くから眺めてよし!
登ってよし!
の 母なる大地

今週末は平瀬道から娘と歩くことになりました。