樹間暮のきまぐれライフ

ゆったりと・・・残りの20年は過ごせそうにないけれど、きまぐれな日々の生活を少しだけでも記憶の底に残しておくきっかけに。

武蔵御嶽神社 

2013-08-28 22:02:32 | 日記


雨降る日曜日
一緒に行くはずだった方が雨のためキャンセルとなったのだが、
途中まで向かっていたし、雨もあまりひどくならない予感もあったので
一人続行

雨の御岳山(みたけやま)へトレッキング

霊験あらたかで都下(青梅市)であるため
「講中」が盛んなエリア
だから当然ケーブルカーで上がれる。

それを無視して表参道から登る。
表参道だけあって下の鳥居をくぐると道の両側には杉が並んでいる
その数、左右あわせて787本


1本1本 ナンバープレートがつけられている。



朽ちて根だけが残るものも多い

まるで走り出しそう・・・

途中、馬どまり、あんま返し、十葉(じゅうよう=ドクダミ)の窪、などの標識
意外と急坂なのでこんな標識を読みながらゆっくりあがる。
昔の人は馬に荷物を載せてこの参道をあがる。
上にはお社周りに宿坊が思った以上に建ち並び、集落をなしていた。

中間地点の だんご堂

中には優しい笑顔の観音様が恵比寿を抱えている?


ここからは神の領域
邪気をはらってくれるらしい。

途中雨にぬれたエゾアジサイ?が淡い彩りを挿す


             

                            

ケーブルカーの頂上駅の周りには宿坊、その先に 武蔵御嶽神社

ちょっと日光系の派手なお社

それを守るは立派な狛犬

          

                         
                    遠くの雲に隠れた山々を静かに見下ろす凛々しい獅子

この後ろに 古い本殿がいくつか祀られ
古(いにしえ)の神々が集まり、静寂の中になにやら謀でもりあがっていたのか、
見えない力を宿しているようだった。


大口真神社 の前の狛犬
日本武尊を嵐の中で助けたというオオカミがご神体


新本殿の奥社の横の狛犬


周りには
       

                      
                      可憐な レンゲショウマ の群生


ここから少し先の滝めぐりをしようと歩いていたら
優しい人懐っこそうな目をした小柄なおじいさんと出くわし
一緒に歩くことになった。

足腰がとてもしっかりしていて千葉から時々やってくるそうで
案内をしていただいた。


お浜の桂


綾広の滝
たまにこの滝に打たれて修行をしている僧がいるそうな・・・


これらをつなぐ ロックガーデン
多摩川の源流になっているかもしれない流れを何度もまたぎ
苔むした石、水も滴る木々の中を爽やかに・・・
雨が降っていたためか、人が少なくて助かった。

ご一緒したおじいさん、
1日おきにジムに通い15度の傾斜をつけたウオーキングマシンで
トレーニングしていらっしゃるとのこと。
9月はリベンジの山、岩木山と八甲田へ行くとのとのこと。
さすが!足取りが軽やか。

ニコニコとこの山の中にいられる幸せを顔に出しながら歩を進めていらっしゃる。


天狗の腰掛け杉


秋、おじいさんが所属しておられる山岳会のメンバーと
近場の山に誘ってくださるそうな。