樹間暮のきまぐれライフ

ゆったりと・・・残りの20年は過ごせそうにないけれど、きまぐれな日々の生活を少しだけでも記憶の底に残しておくきっかけに。

烏山頭水庫(うさんとうダム)

2015-06-07 10:22:29 | 日記


5月の連休後
一度訪ねてみたかった 台湾台南に位置する
烏山頭ダムへチャンスがあったので訪問した。

台北から新幹線で1時間半、そこからバスで1時間弱
八田興一記念公園に着く




八田興一
彼は台湾史上もっとも有名な日本人で石川県出身
そう!知る人ぞ知る郷土の偉人

戦前1920年に八田興一は台湾嘉南に渡り灌漑事業を行い
不毛の地であった場所を麦・米・畑の三毛作を可能とさせた。

戦前のあの時代
空からの測量等考えられない時代にどうやって
この広い広い山を含めた水系を探り当て
水をダムへ引いてきたのか。

実用に耐えうるものを造り初めて世に貢献できる
という大学時代の教えを生涯実践してきた人である。



彼の妻は16才年下の同郷人
8人の子供たちに恵まれ、台湾で共に気丈に暮らしていたが
八田興一が戦争の激化に伴いフィリピンへ赴く途中船上で命を
落したのを悲しみ、彼が心血を注いだダムへ身を投げたという。
(地球の歩き方より一部抜粋)

戦前の台湾で16才の少女が生活を始めるその気丈さ
八田興一がすべてであっただろう青春時代
彼が命を落としたとわかったあと、性格がガラッとかわり
暗い人となったいう。精神的拠り所を失い後を追ってしまった心境
その時彼女は34才位

ダムが見える丘に八田興一の銅像


毎年八田技師夫妻墓前祭が行われているようだが
平成25年には子供を抱えて夫の帰りを待つ姿の奥さまの像が建立された。







自分達や日本人関係者以外の作業員たちも含めた
住宅も建て長期に渡る工事作業のために厚生施設を含めた
村を作ったと聞く


横に立っている人は奥さまの像を作成した彫刻家


実はこの彫刻家の方が金沢でのテニスチームのメンバーで
今回案内をかって出てくださった。
詳しい説明付きで見学できたのも彼のおかげ



謝謝!



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