はな兄の1分で読めるエッセー

ふと脳裏に浮かんだ雑感を気ままに綴った日記

あの猫たちは今

2022-08-08 03:13:06 | 

以前、白黒模様で火傷の跡があるママ猫が

子供を産み(今度はそっくりだから自分が産んだ子だろう)

二匹の子猫を連れて来ていた。

一方、途中まで上記の白黒猫に育てられた子猫が

つい先日

我が家の雑貨を入れるプラスチックケースの隙間から入り込み

子猫を産んでしまった。

何匹かはわからない。

のぞき込もうとすると

若いママ猫は威嚇してくるからである。

この猫は、よく見ると

スフィンクスという猫に似ている。

スフィンクスは毛がないが

この猫は『毛があるスフィンクス』といったところ。

薄い灰色の縞模様と白の二色である。

昔の俳優の大泉晃にも似てる。

さて、どうしよう。

とりあえず

これまで自由に出入りしていた我が家に

白黒ママとその子2匹が入ってこないように

サッシおよびドアを閉め切る。

白黒ママは、重いサッシでも隙間を強引に開けることができる。

 

 

夕方になり、先導役のキジトラが

にゃあにやあ」と

一行が到着したことを告げる。

懐中電灯で外の猫たちの配置を見届け

サッシの隙間を開け

サッシに隣接してる、今は使われてない犬小屋も上に

多種類の猫えさを盛り付けた宴会用オードブル皿をすばやく置く。

サッシを開けるときに油断をしてると

中に入ってくる危険性があるから

気を付けなくてはならない。

 

「すまんのう。家でくつろぎたいだろうけど

一人ぼっちの若いママ猫のためだから許してくれや」

 

そう呟きつつ、すぐにサッシを閉める。

 

若いママ猫はたくましく

育ての親である白黒ママにも

「シャー」とされると逆に「なによ」とばかり

「シャー」で返すようになっていた。

 

今現在、若いママ猫は

我が家の『猫の額』で

子育て休憩の深夜の散歩をしている。

早く家の中に戻ってきてくれないと

コチラは布団に入れなくて困る。

常にサッシの入り口に耳を澄まし

トントンという音を聞くと

懐中電灯で

そこにいるのが若いママ猫であることを確かめ

中に招き入れる。

 

で、ようやく今夜は私も眠れるわけだが...。

夜の空気は気持ちがいいらしい。

まだ彼女は戻ってこない。

 

 

 



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