京都で定年後生活

2013年3月60歳で定年退職。

美術館と庭園めぐり、京都の四季の行事と花を綴ります。

精霊迎え 六道まいり2015

2015-08-09 05:20:29 | 京都めぐり

昨日朝、今年も六道珍皇寺で行われている「六道まいり」に行ってきました。
暦の上では立秋だというのに、昨日の京都の最高気温は38.1度
おまけに9日連続の高温注意報というおまけつきです。
「ほんまにもう堪忍して」と言いたいです。





八月に入ると、京都の町は一気にお盆の装いになります。

京都では八月十三日から始まり、十六日の五山の送り火に終る盂蘭盆( うらぼん)に、各家で先祖の霊を祀る報恩供養が行われます。
また盂蘭盆前の七日から十日まで、精霊を迎える六道珍皇寺に参詣する風習があります。
これは「六道まいり」「お精霊(しょうらい)さん 迎え」とも言われています。

六道珍皇寺のあたりは、平安時代には埋葬の地であった鳥辺野の麓にあたります。
ですからここは、冥界への入口であり、お盆に冥土から帰ってくる精霊たちは、
必ずここを通ると信じられているのです。
今でも朝早くから大勢の方々が訪れ、お参りします。
これも京都の夏の風物詩のようなものです。
私が着いたのは七時過ぎです。

六道珍皇寺入口










門をくぐると高野槙が売られています。










ホオヅキも売られています。










境内の様子










参拝の流れを記した看板が立っています。





迎え鐘のいわれ





境内参道の花屋さんで高野槇(こうやまき)を購入し、本堂で水塔婆(みずとうば) に戒名を書いてもらい、迎え鐘をつき、多くの石地蔵がある境内、 賽の河原(さいのかわら)と称す るところにて高野槇の葉にて水塔 婆への水むけ(水回向 みずえこ う)をします。

水塔婆を書いてもらいます。









迎え鐘をつきます。
長い行列ができています。










ロウソクに火をつけます。









水回向します。










六道珍皇寺の門前でも店がでています。





迎え鐘を待つ長い行列です。
これだけ混雑するわけですからあ、暑さ対策もあり、みなさん朝早く訪れるのです。
私は夜は来たことがありませんが、提灯や行灯の光で独特の雰囲気があるようです。
期間中、お参り時間は朝6時~夜10時です。





なおこの期間、五条坂陶器まつりが開催されています。
六道珍皇寺の帰りにいつもは立ち寄るのですが、今年は暑すぎてパスしました。