昨日、京都国立博物館で開催されている『 特別展観 第100回大蔵会記念 仏法東漸 仏教の典籍と美術』(7/29~9/6)に妻を誘い行ってきました。
空いていると思った道路が大渋滞していたのには驚きでした。
お盆期間中はいつもと違う車の流れになるのを忘れていました。
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大蔵会は仏教にかんする典籍の展観を中心とした仏教行事です。
大正天皇即位式を記念して始まって以来毎年開催、今年は100回目の記念展示です。
仏教経典「大蔵経(一切経)」関連する書跡、絵画や工芸品も展示されています。
国宝「阿弥陀二十五菩薩来迎図」(京都知恩院)、
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国宝「宗峰妙超墨跡 関山 道号」(京都妙心寺)などは見応えがありました。
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今回、私が特に見たかったのは「 地獄と浄土」(8/11 ~9/13) です。
重文 「百鬼夜行図 1巻 」(大徳寺真珠庵)が展示されているのです。
これは室町時代の土佐光信作とされ、最高峰の妖怪絵巻です。
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7メートルを越える長さに、多種多様な妖怪たちが跳梁跋扈する姿が描かれています。
先日の日曜美術館「あやし おどろし 妖怪絵巻」で紹介され、現物を待ちわびていました。
画像は日曜美術館です。
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説明は省きますが、実に面白い絵巻です。
ふつう絵巻は仏教の教えをわかりやすく、絵で表現したものが多いのですが、
この絵巻は仏教の教えと関係がありません。
さまざまな妖怪たちの表現が実にユニークで、いきいき描かれています。
絵画的にも素晴らしい作品です。
私は国宝 鳥獣戯画図よりも好きです。
これ以外の絵巻も見応えがあります。
通常展示では勿体ないくらいです。
平成知新館、お薦めです。