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川の土堤の枯草の色が、ほんの僅か赤みを帯びている。よくよく注意していないと変化に気づかない。節分を過ぎる頃から、雨が降る度にほんのり赤みがさしてくるのである。
早春の先駆けを、林床の草花や木々の芽吹きに見るのでなく、枯草の赤らみに認めるようになったのは、ここ数年のことである。まさか土に還るほかない枯草に、春の先駆けを見出そうとは、思ってもみなかった。
車での遠出も山歩きもできなくなって初めて知ったことである。
オオイヌノフグリ・タンポポ・ホトケノザなどの草花より早く、枯草に春をキャッチできるようになったのは、高齢になったからだろう。
枯草の間に緑が目立つようになると春は盛り、桜に目を奪われ、花々に浮かれている間に、枯草は消える。
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