豊橋市内の瀬戸物屋さんで酒盃を物色していたら、店の隅の白い鉢の中で蠢く黒い生き物の姿が目に入った。近寄ってよく見ると、その生き物は体中を藻に覆われた16,7センチほどの亀だった。
飼育して10年過ぎたある日突然、体から藻が生え始めたらしい。藻類には、他の生き物との共生関係をもつものがあるというが、これはその実例なのだろうか?
タワシで擦れば亀もさっぱりして気分好かろうと思うが、店主は縁起が好いと慶んでいるらしくその気はないようだ。
たしかに、見ようによっては、七五三の千歳飴の袋の絵に描かれた亀のようにも見える。あの亀はウミガメだが、やはり共生関係によって海草が生えたものをモチーフにしたのかもしれない。海草の束を引きながら泳ぐウミガメ、時には観察されたり捕獲されることがあるのだろうか?
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