小庭の片隅に荒木田土を容れた塩ビの練り槽を置いて水を張り、アサザやスイレンを植え、メダカを放しておいた。
2、3年したら、イグサが自然に生えてきて、ミニビオトープらしくなった。蒸散した水を補う程度の管理で5年ほどが経った。
昨年の夏にはトンボがよく来ていたので、産卵を期待した。
秋になって水草の葉が全て枯れると、春までは水面が度々凍り、メダカもほとんど姿を見せない。
水が温んで、水面をアサザの葉が覆い始めると、メダカの産卵が始まった。目下はその盛期で、稚魚が次々と生まれる。
アサザの花は朝開いて夕には萎れる一日花だが、5月の半ばを過ぎると咲き始め、夏の間中目を楽しませてくれる。
きのうの朝、イグサに羽化したばかりのムギワラトンボ(シオカラトンボのメス)がとまっていた。
イグサの本を見ると、ヤゴの抜け殻があった。この水槽で育って羽化したものに間違いない。泥の中で時々メダカを餌にして、成長したのだろう。
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