久しぶりに、アカヤシオの花を奥三河の山で見た。
中部、関東、東北南部の、岩尾根や稜線部に咲くこの花は、花好きにはよく知られている。柔らかみのあるピンク色とでも言ったらよいのだろうか、人をほのぼのとした気分にさせる花色だ。山の稜線に咲くだけあって、青空によく映える。
10日ほど前にもっと標高の低い山を歩いたときは、ミヤマツツジの透けるような淡い赤紫色の花が盛りで、登路を彩る篝火のようだった。こちらのほうは青みが勝っているためか、周りの緑によく馴染んでいた。
林床では、春の妖精と呼ばれる花々が、咲き終わろうとしている。ニリンソウ、キクザキイチゲ、アズマイチゲ、イワウチワ・・・・・・・。春は瞬く間に過ぎてゆく。
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