今夏初めて、アサガオの竹桶づくりを試してみた。この仕立て方は、東宝の名脇役にして小品盆栽の名人でもあった、故中村是好氏の著書にあったものだ。
竹屋で恰好(内径3cmぐらい)の太さの竹を手に入れ、ノコギリと切り出しナイフを使って桶を作った。10本の桶の節底に排水孔を開けて培養土を容れ、アサガオの苗を植えた。それぞれのアサガオに蕾がついたのを確かめ、3本を手元に残し、7本を花好きの知り合いに進呈した。
手元に残したものは、花期の間中、順次7、8輪を超える花を着けたが、予期していた花数より少なく、栽培としては失敗だった。肥料を与え過ぎたのだと思う。それでも、行灯づくりとはひと味違ったアサガオの風情を、楽しむことができた。
今朝、これら竹桶のひとつに残っていた最後の蕾が開花した。葉の一枚はもう黄色に変色している。
来夏は、芽摘みの仕方を変えて、より多数の花を咲かせてみよう。
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