ストックホルムでの仕事に一区切り付き、ストックホルム中央駅からガムラスタン(旧市街)へと観光に向かった。
橋を渡ったところで婦人警官が、立ち入り禁止のテープを張り巡らせていた。あれっと思って、聞いてみた。
「宮殿へいけないのですか?」
「これから暫く、国王がこの近辺を馬車で通られるので、宮殿近辺には近づけません。もしガムラスタンにすぐ入られるのならば、大回りしてください。」
「何時ごろ、国王がここを通られるのですか?」
「45分後くらいです。」
そういえば、会議が終わったときに今日は建国記念日の祭日との話を聞いていた。
テープに沿って、歩道に人が集まりだしている。道路の片側ににぎやかな女性たちが集まりだした。
「向こう側に女性が多く集まっているのはなぜですか?」
「王子様が向こう側の席に座られるからです。こちら側からは王女様が良く見えますよ。」
現在いる側から見ることとし、20分ほどその周辺を歩いてオペラ劇場等を見ることで時間をつぶした。
戻ってみると、かなり人が集まっている。よさそうな位置には人垣ができている。しょうがないので、少ないところに陣取った。
暫くすると、まずオートバイ1台がゆっくりと走りすぎた。遠くから歓声が聞こえた。
そしてトヨタのランドローバーのパトカー1台、その後を黒茶色のやはりトヨタのランドローバー2台が、威圧的に通り過ぎた。それからベンツやフォード等の数台の普通の車が続く。
これほど、トヨタのランドローバーが評価されているとは思わなかった。
そしてやっと騎兵隊登場。黒制服の4騎がとおりすぎた後、ブルー制服の騎馬集団が近づいた。ヘルメットがピカピカ光る。
続いて馬車を囲む黒い制服の騎馬隊、最初の馬車に国王の顔が覗く。
国王はお茶目で有名だそうだが、私の横にくるまでずっとブスッとしていた。周辺が猛烈に手を振り出して、カメラを構えるのが難しくなった。私の横に来たとき孫の王女、王子が良く見えた。特に王子はこちらを向いてくれた。残念ながらピントは手に幻惑されてずれている。
そして2台目の馬車。イケメン王子の妃のソフィア妃がこっちを向いて手を振ったが、カメラをさえぎられた。その向こうにイケメン王子の顔が少し見える。
その後の横向きの一瞬。とても美しく横顔を撮ることができた。マデリーン王女はこちらを向いてくれなかった。やや残念だが これで我慢するとしましょう。
その後 またブルーの騎馬集団、そしてまたまたトヨタのランドローバーがしんがりを勤めてお仕舞い。
道路には、やはりたくさんの馬が通ったために、それなりに落し物が落ちています。
その後大きな公園を通りかかると、広場を利用した大パーティが開かれていた。その上をウミネコがギャアギャアと飛んでいる。パーティの残飯あさりなのだろう。
彼らの落し物が落ちそうなところで、よく飲み食いできるなって思ったが、楽しいとおもっているのだからしょうがない。
スエーデン王家は美男美女ぞろいと聞いていたが、国王は別として納得した。
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