まもなく私たちの美術グループで展示会が開催される。それに向けて現在作品を製作している。
今度の展示会は2点出すことができるということで、先生には下記の2点を出すと話していた。先生は前述したかもしれないが、日本美術院院友の日本画家である。
①バンコクに旅行した時の思い出を描いた作品
以前にバルト海クルーズを描いたように、バンコクの思い出風景を並べる。
②飛行機が上下逆になって、海中を漂っている情景
飛行機がひっくり返って、宙に浮いている状況を書きたくなった。
描き方は、①は従来と同様に、水彩でほぼ色の配置を決めて、パステルで仕上げるという手法、②は色鉛筆と水彩で描くという手法を考えていた。
しかしグループ代表者が私のこれまでの自由な描き方を危惧し、1点は先生の指導を受けていることがわかる絵にしてほしいとの希望を出してきた。実は別の理由で、昔のモノクロ写真から私の家族などの絵を描いてみたいという意欲がわいてきたので、1点をその絵とすることとし、(1)と(2)をともに描いて、好きな方を出すということにした。
手を付けた順に状況を示す。
今度の展示会は2点出すことができるということで、先生には下記の2点を出すと話していた。先生は前述したかもしれないが、日本美術院院友の日本画家である。
①バンコクに旅行した時の思い出を描いた作品
以前にバルト海クルーズを描いたように、バンコクの思い出風景を並べる。
②飛行機が上下逆になって、海中を漂っている情景
飛行機がひっくり返って、宙に浮いている状況を書きたくなった。
描き方は、①は従来と同様に、水彩でほぼ色の配置を決めて、パステルで仕上げるという手法、②は色鉛筆と水彩で描くという手法を考えていた。
しかしグループ代表者が私のこれまでの自由な描き方を危惧し、1点は先生の指導を受けていることがわかる絵にしてほしいとの希望を出してきた。実は別の理由で、昔のモノクロ写真から私の家族などの絵を描いてみたいという意欲がわいてきたので、1点をその絵とすることとし、(1)と(2)をともに描いて、好きな方を出すということにした。
手を付けた順に状況を示す。
(1)モノクロからの過去の家族の絵(自画像を選択)
あるはずの昔の写真が行方不明になっているのに驚いた。ただし親戚が写っている写真をデジタル化して配布していたので、その中から私が写っている小学生低学年の頃のものを選んだ。
いとこ2人と私が写っている。それから私1人のみを抜き出して描き、背景も青空の見える草原とした。
先生ご指導の鉛筆デッサンで丁寧に描き、それにあっさりと水彩を塗っていく方法で仕上げた。立体感は鉛筆デッサンをそのまま生かした。
いとこ2人と私が写っている。それから私1人のみを抜き出して描き、背景も青空の見える草原とした。
先生ご指導の鉛筆デッサンで丁寧に描き、それにあっさりと水彩を塗っていく方法で仕上げた。立体感は鉛筆デッサンをそのまま生かした。
服や帽子の色は昔を思い出して、色付けた。顔は過去の思い出の中だからとあっさりと塗った。草原および空も合わせて、思い出色に塗った。
空が寂しいので、雲かもしくはなにかを描こうとおもった。夏休みは毎年昆虫採集をしていたので、トンボを描くことにした。それこそ網を手元に置こうかと思ったがめんどいからやめた。
(2)飛行機(旅客機)反転浮遊
どんな絵になるかわからないので、こちらからはじめた。
水中で反転浮遊すること、それに加えて私がよく通っている高速道路を横切るイメージの状態を描きたいと思った。それに合致するのは天変地異で陸地が沈むこと。それも旅客機は
50m前後あるから、かなり深く沈下しなければならない。
飛行機だけでなく自動車や船も沈めておこう。そして海の生物とコラボさせよう。そして現実らしいものをということで海中ドローンを登場させたらどうか・・・・
海中からの水面の描き方、海中の描き方も調べてみなくっちゃ・・・
そういったイメージや調査を集めて出来上がったのが、下記の絵。
空が寂しいので、雲かもしくはなにかを描こうとおもった。夏休みは毎年昆虫採集をしていたので、トンボを描くことにした。それこそ網を手元に置こうかと思ったがめんどいからやめた。
(2)飛行機(旅客機)反転浮遊
どんな絵になるかわからないので、こちらからはじめた。
水中で反転浮遊すること、それに加えて私がよく通っている高速道路を横切るイメージの状態を描きたいと思った。それに合致するのは天変地異で陸地が沈むこと。それも旅客機は
50m前後あるから、かなり深く沈下しなければならない。
飛行機だけでなく自動車や船も沈めておこう。そして海の生物とコラボさせよう。そして現実らしいものをということで海中ドローンを登場させたらどうか・・・・
海中からの水面の描き方、海中の描き方も調べてみなくっちゃ・・・
そういったイメージや調査を集めて出来上がったのが、下記の絵。
海面は、波頭が手前から奥へと伸びているようにして、上から光を入れた。
海底(元の地上)には私のイメージどおりに真ん中に道路を走らせ、それを横切るように飛行機を浮かせた。左右は森林としたが、右側には紅葉する広葉樹林を入れた。高速道路上に自動車と船の残骸を置き、ついでに樹木の抜けたものと岩をおいた。大きな道路上の残骸には土砂が周りに溜まっているようにした。そしてサメ等の生物をいろんな位置に置いた。
ちょっと失敗したのは黄色のドローンの位置。ほんとうはもっと近く(サメとか自動車とか)にドローンの光がくるようにしたかった。
ちょっと失敗したのは黄色のドローンの位置。ほんとうはもっと近く(サメとか自動車とか)にドローンの光がくるようにしたかった。
(3)バンコクの思い出(2004年12月末)
このバンコク旅行は直前になって開催が危ぶまれた。スマトラ島の大地震のためである。タイ国も南部は甚大な被害を受けていた。しかし出発の2日前に決行との連絡が入った。
行きの飛行機はガラガラだった。多分キャンセルが多かったのだろう。
描いた絵を示す。
バンコクは大きな川のある町。そこを船に家族が乗って左中流の水上マーケットへ行くことにして絵を描いた。左手前から、暁の寺院を朝焼けにし、お昼のキンキラの最近の王宮、オンボロ家屋の水上マーケットと並べて、一番奥に夜の現代のバンコク市街を描いた。
黒いビルの右は非常に大きなクリスマスツリー、左のポツポツついている火は、地震被害者を痛む祭壇の炎である。そして右の丘の上に、夕方のアユタヤ遺跡。また空もそれに合わせて、地平線近辺が夜、その上に夕方、そしてお昼の碧空と変遷させた。
右側には、その旅行に一緒に行って今は亡くなった義父母を書き込んだ。手前が民族衣装の義母、中段に象に乗った義父が描かれている。なお丘の麓の奇妙な青い像はどこかの寺院の彫刻品を描いた。
これを先生に見せてご指導を仰ぐが、どういったコメントが出るか楽しみである。
これを先生に見せてご指導を仰ぐが、どういったコメントが出るか楽しみである。
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