雪かき

この地方は、雪は降りますが、雪の重みで家屋がつぶれるほどは降りません。屋根の雪下ろしを必要とするほどは、降りません。
ああ、それなのに近所のじい様たちは、朝もハヨから、まだほとんど真っ暗な早朝に、自宅前の雪を寄せている。それも完璧なほど雪を寄せる。地面とスコップのこすれ合う音がとってもうるさい。
私はまだ布団の中。
ほんとは、じじい！！うるさい！！もっと明るくなってからやれ！！と叫びたいところだけど、田舎の狭い人間関係の中では、そんなことは言えない。
私など、雪はそのうちに消えるのさという主義の人だから、最低限の雪かきしかしない。こういう人は、ここでは少数派で、早朝じじいたちの方が主流派なのだ。
じいさま、毎日日曜日なんだから、日中に雪かきすればいいのに、何で早朝なんだろうか。
ゆっくりと寝てればいいのに。