東京新聞webより
明治天皇の玄孫で作家の竹田恒泰氏が、戦史・紛争研究家の山崎雅弘氏によってツイッター上に「差別主義者だ」などと投稿され名誉を傷つけられたとして、山崎氏に550万円の損害賠償と投稿削除を求めた訴訟の判決が5日、東京地裁であった。前沢達朗裁判長は「竹田氏の思想を『自国優越思想』と論評することは、公正な論評で論評の域を逸脱するものとはいえない」として、竹田氏の請求を棄却した。 判決によると、山崎氏は2019年11月、富山県朝日町教育委員会が、中高生らを対象にした講演会に竹田氏を講師として招くことについて「町内の中・高生に自国優越思想の妄想を植え付けさせる」「この人物が教育現場に出してはいけない人権侵害常習犯の差別主義者だとすぐわかる」などと投稿した。
訴訟で竹田氏側は「誹謗中傷し、人格攻撃を繰り返し、侮辱する行為だ」と主張していた。
判決は、竹田氏が「笑えるほどたちが悪い韓国の話」と題する著書などを出したり、「韓国はゆすりたかりの名人」「韓国が慰安婦の像を作るなら、日本は嘘をつく老婆の像でも作ったらどうだ」などと投稿したことに触れ、「竹田氏が元従軍慰安婦に攻撃的・侮辱的な発言を繰り返し、在日韓国人・朝鮮人を排除する発言を繰り返していることに照らせば、発言を人権侵害の点で捉える相応の根拠がある」と指摘。投稿が社会的評価を低下させるものであっても「一定の批判は享受すべきた」として、名誉侵害には当たらないと判断した。
判決後、東京都内で記者会見した山崎氏は「公正な判断が出た。社会にはびこる民族差別に反論できるアクションになった。(国や自治体が)普段、差別的な言説を社会に拡散するような人物を招き、中高生に講演を行ったり、自衛隊の幹部候補生の前で話をさせたりすれば、差別的な主張が伝播する可能性ある」と指摘した
竹田氏の代理人は「依頼人と協議し、今後の対応を決めたい」とした。(望月衣塑子)
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自身も被告の候補者でもある望月衣塑子氏が判決をどのような気持ちで記事にしているかは説明する迄もないだろう。安堵か勝ち誇っているのか、そんなことはどーでもいい。
ただ裁判に関係している当事者の記事を堂々と掲載する東京新聞の体質に、いくら公平である必要がないからといっても嫌気すら覚える。webだから軽く考えているとしたら大きな失態でもある。
判決に『元従軍慰安婦に攻撃的・侮辱的な発言を繰り返し、在日韓国人・朝鮮人を排除する発言を繰り返して』とあるが、「笑えるほどたちが悪い韓国の話」「韓国はゆすりたかりの名人」「韓国が慰安婦の像を作るなら、日本は嘘をつく老婆の像でも作ったらどうだ」が果たして在日韓国・朝鮮人を排除する行為となるのだろうか、開いた口が塞がらない。
寧ろ在日韓国と朝鮮人と別々に表記すること自体が差別ではないだろうか。このような司法判断をした裁判長に物申したい。本来、竹田恒泰氏は国家レベルの一つの国として発言しているのであり、日本に住む朝鮮人個々を差別していないことは誰の目にも明らかである。自国優越思想などと竹田氏を差別しているのは山崎雅弘と取り巻きなのだ。
その自国優越思想も筆者は以前ブログでこのように説明している。
『自国優越とは日本アゲとは違うニュアンスである。そこには他国と比較する意味合いが含まれるからである。従ってこれは竹田氏が韓国に対して行う政治的批判にヘイト的要素を含ませる為の姑息な印象操作として意図的に表現された言葉である。それを妄想とごまかしてされる講演の妨害行為とも考えられるのだ。』
竹田氏の韓国批判と日本凄いは同時に比較しているわけでもないし、全く別の発言であることは古事記をホテルに寄付する行為などからも日本の歴史を詳細に解説する動画を見ても明らかであり、優越思想とはかけ離れていることは広く知られているのだ。よって差別とは無縁であり、この裁判長がいかに被告の主張だけを熟知しているかが明確となるのだ。
やはり問題は日本人が日本の歴史だけを学ぶうえで"近隣諸国への配慮"(近隣諸国条項)をしてきた時期の弊害、副作用が判決に少なからず影響を与えていると確信した。
竹田氏の弁護人は依頼人と協議するようだが、依頼人は初めから勝訴を確信しており、控訴あるのみ、最高裁まで徹底的に争って欲しいものだ。