<section class="content--body" style="margin: 24px 0px 0px; padding: 0px; border: 0px; outline: 0px; font-size: 14px; font-stretch: inherit; line-height: inherit; vertical-align: top; box-sizing: inherit; width: 351px; letter-spacing: 0.2800000011920929px; background-position: 0px 0px;">
新型コロナの発生源は? 真相究明求める声 世界で広がる
<time style="margin: 0px 10px 0px 0px; padding: 0px; border: 0px; outline: 0px; font-size: inherit; font-style: inherit; font-variant-caps: inherit; font-stretch: inherit; line-height: 26px; vertical-align: middle; box-sizing: inherit; display: inline-block; color: rgb(102, 102, 102); background-position: 0px 0px;">2020年4月23日 20時</time>
新型コロナウイルスの発生源に関して中国の武漢にある研究施設から広まった可能性がアメリカで指摘される中、オーストラリアのモリソン首相はウイルスの発生源や感染が拡大した背景などを調べるため、独立した調査が必要だという考えを示し、ウイルスがどのようにして発生したのか、真相の究明を求める声が国際社会に広がり始めています。
</section><section class="content--body" style="margin: 24px 0px 0px; padding: 0px; border: 0px; outline: 0px; font-size: 14px; font-stretch: inherit; line-height: inherit; vertical-align: top; box-sizing: inherit; width: 351px; letter-spacing: 0.2800000011920929px; background-position: 0px 0px;"><figure class="body-img" style="margin-bottom: 16px; padding: 0px; border: 0px; outline: 0px; font-size: inherit; font-style: inherit; font-variant-caps: inherit; font-stretch: inherit; line-height: inherit; vertical-align: top; box-sizing: inherit; background-position: 0px 0px;">
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新型コロナウイルスをめぐり、アメリカでは一部のメディアが、ウイルスは湖北省武漢の研究施設から広まった可能性があると報じました。これについてトランプ大統領は、政府として調査を進めていることを明らかにしたのに続いて、ポンペイオ国務長官もウイルスなどが適切に管理されているか確かめるため、武漢の研究施設などを公開するよう求めました。
23日に記者会見したオーストラリアのモリソン首相は、新型コロナウイルスが感染拡大していることについて、「何が起こったかを調べる独立した調査が必要だ」と述べ、ウイルスの発生源や感染が拡大した背景などを調査する必要性を強調しました。
そのうえで、「WHO=世界保健機関のような組織に加盟する場合は、それに伴う責任と義務があるはずだ」と述べ、中国をはじめWHOの加盟国は、この調査に協力するべきだという考えも示しました。
モリソン首相は22日までに、アメリカやフランス、それに、ドイツの首脳と電話会談を行っていて、調査への理解を求めたものとみられます。
</section><section class="content--body" style="margin: 24px 0px 0px; padding: 0px; border: 0px; outline: 0px; font-size: 14px; font-stretch: inherit; line-height: inherit; vertical-align: top; box-sizing: inherit; width: 351px; letter-spacing: 0.2800000011920929px; background-position: 0px 0px;">
中国に透明性求める声 欧州
新型コロナウイルスの発生源を巡り、ヨーロッパの国々からは、中国の対応について透明性を求める声があがっています。
ドイツのメルケル首相は20日、記者団に対し、「新型コロナウイルスの発生源について、中国の透明性が高まれば高まるほど、世界の皆が教訓を学ぶことができる」と述べ、中国に対して透明性のある対応を求めました。
また、イギリスのラーブ外相は「世界的な大流行がどのようにして起きたのか、防ぐことができたのかどうか、中国は厳しい質問に答えなければならなくなる」と述べ、情報を隠さず公開するよう求めました。
</section><section class="content--body" style="margin: 24px 0px 0px; padding: 0px; border: 0px; outline: 0px; font-size: 14px; font-stretch: inherit; line-height: inherit; vertical-align: top; box-sizing: inherit; width: 351px; letter-spacing: 0.2800000011920929px; background-position: 0px 0px;">
中国「独立調査は国際協力を妨害」
オーストラリアのモリソン首相が新型コロナウイルスの発生源などを調べるため、独立した調査が必要だという考えを示したことについて、中国外務省の耿爽報道官は、23日の記者会見で「オーストラリアが提起したいわゆる独立調査は政治をもてあそび、感染防止のための国際協力を妨害するもので、支持は得られない」と述べ、強く反発しました。
また、耿報道官はアメリカのポンペイオ国務長官がウイルスへの対応をめぐって中国政府を批判し、武漢の研究施設などを公開するよう求めたことについて、「アメリカの政治家はみずからの失敗をよそのせいにして責任を逃れようとしているが、アメリカ国内の感染状況の改善や国際協力に役立たない」と述べました。
</section><section class="content--body" style="margin: 24px 0px 0px; padding: 0px; border: 0px; outline: 0px; font-size: 14px; font-stretch: inherit; line-height: inherit; vertical-align: top; box-sizing: inherit; width: 351px; letter-spacing: 0.2800000011920929px; background-position: 0px 0px;">
発生源 「武漢説」とは
<figure class="body-img" style="margin-bottom: 16px; padding: 0px; border: 0px; outline: 0px; font-size: inherit; font-style: inherit; font-variant-caps: inherit; font-stretch: inherit; line-height: inherit; vertical-align: top; box-sizing: inherit; background-position: 0px 0px;">
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アメリカでは、新型コロナウイルスの発生源をめぐる議論が高まっています。
発生源については、これまで中国湖北省の武漢にある海鮮市場が指摘されてきましたが、このウイルスを体内に持つとみられるコウモリが売買されていた痕跡がなく、最も早く発症したとされる患者が海鮮市場を訪れていないという情報もあることから、発生源でないのではないかという見方が出ています。
その一方で、発生源の可能性としてアメリカのメディアが指摘し始めているのが、武漢にある中国科学院武漢ウイルス研究所と、武漢市疾病予防コントロールセンターの研究施設です。
アメリカのメディアは、研究施設でウイルスが人工的に作られた可能性は極めて低いものの、これらの2つの研究施設では、研究員がコウモリを捕獲し、コロナウイルスについて研究してきたことから、何らかの理由でコウモリから人に感染した可能性が排除できないと伝えています。
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