
前記事橋下徹の分祀wwwで予告した通り今回は難題中の難題と言われる靖国神社問題を解り易く解説しながら橋下氏の論が如何に間違っているかを白日の下に晒したいと思う。
白日の下と言うからには何かを隠しているのであるが、今回はそこまで橋下という人物を突っ込んで解剖したみたい。
【何が難題中の難題か】
靖国神社に首相が参拝すれば中国、韓国、米国までが失望とコメントする程対外的には政治問題化する。いくら都知事が当たり前だろうと凄んだところで首相となれば国内でも提訴される案件となるのだ。
その問題の核心は『戦争指導者が祀られる施設に首相が参拝する』という事であるが、あくまでこれは表向きの理由でしかない。
何故ならば日本武道館で開催される全国戦没者追悼式には戦争指導者を含めた全戦没者が追悼対象であり、首相は勿論のこと天皇皇后両陛下ご臨席のもと行われても何処からもクレームは出ないからである。
橋下氏の言うブンシが合祀された指導者の御霊を靖国神社から取り除くという行為を示すのであれば、全国戦没者追悼式からもブンシせねばならないであろう。
上記の参拝の基準が仮に宗教法人と国家行事の違いであるならば、靖国神社を国営とすれば解決する話である。以前昭和44年から3年間靖国神社法案として提出され、靖国神社国家護持の嘆願署名2000万筆をもってしても実現しなかった。
この原因は靖国神社側の反対が強く影響している。
法案も「宗教団体とする趣旨のものと解釈してはならない」「宗教的活動をしてはならない」などとあまりに稚拙であることも通せなかった原因の一つだろう。
【合祀は問題外】
国家護持法案が通らなかった原因が同時に持ち上がった靖国神社問題や指導者の合祀が重層的に起きたとも考えられるが、主権回復後に法務死、昭和殉難者として合祀されたことは国内法上微塵も問題などないのである。
橋下氏の以前のツイートで、
『僕も無責任なコメンテーター時代は、靖国参拝!分祀反対!A級の区分は不合理!中韓の声は無視しろ!だけを叫んでいた。それで結局、天皇も首相も参拝できないまま。この状況を変えるのが政治。』
と思想と政治を分けて考えていることがわかる。
実はこの考え方こそが、靖国神社問題として難解で難題中の難題を作り出している。
ご存知のように合祀を問題視しブンシ論を展開する左翼思想が与党攻撃としての政治問題化はまさに橋下氏の状況を変える政治課題化と寸分違わないのだ。
つまり、橋下氏が必死に隠しているのは【戦争指導者は刑の執行とともに戦犯ではなく殉難者となっている】ということなのである。
橋下氏は戦犯をブンシしたのち中国が文句言ってきたら突っぱねればいいとも豪語していたが、元々首相の参拝に口出しするのは内政干渉、最初から突っぱねて何も問題はないのである。
沖縄独立、首相公選制、女性宮家、ブンシ論と威勢がいいだけのチンピラは飛田新地の頃からそれ程変わっていないのではなからうか。
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