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まかろふて〜とく@sms_seydlitz が「通州事件」に関するscopedog氏のブログに疑義を呈し擁護派の上毛野すもの氏との遣り取りを展開されている。
歴史戦を戦う上で、まかろふ氏の実直で真面目な言説に感動すら覚える。是非皆様もツイートをご覧になり参考にして近現代史を学ぶ糧として欲しい。
ここではまかろふ氏の発言をどうこう言うのではなく、scopedog氏のブログを見た個人的な感想を表現することにより少しでも多くの方がまかろふ氏のツイートを見て頂けるステマと思っていただければ幸いだ。
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以下にscopedog氏のブログから抜粋してコピペ
2011-11-02
歴史修正主義者の通州事件認識より
『通州事件に関しては以前、いろいろ調べた上で巷間言われているような猟奇的な集団虐殺ではなく、南京事件をはじめとする他の虐殺事件と同様の軍民虐殺であることを記事にしました。通州事件の歴史的な意義は、日本が対中全面戦争に突入するにあたっての国内向け反中プロパガンダに利用されたという点くらいで、虐殺事件そのものとしては特筆して取り上げる価値はあまりありません。
もし、通州事件を虐殺事件として歴史教育で取り上げるなら、平頂山事件や南京事件はもちろん、陽高事件、廠窖虐殺事件に至るまで取り上げなければバランス感覚に欠けると言えます。
バランス感覚に欠けた歴史修正主義者にとっては、通州事件は中国を非難するための便利な道具でしかありませんから特筆して誇張して何度も何度も叩きます。
一方で、真面目な研究者にとっては、通州事件を詳細に調べる動機があまりなく、結果としてネット上では適当な通州事件プロパガンダが広く流布されっぱなしになっています。
通州事件は元々、事件直後から大日本帝国によってプロパガンダに利用され、戦後も戦犯容疑者や右翼らによって日本の戦争責任否定のためのプロパガンダに利用されてきた経緯があります。プロパガンダ利用歴という点で言えば、政治的に利用され始めたのがせいぜい1970年代以降という南京事件とは格が違います。
なお、プロパガンダに利用されたからと言って、事件そのものが無かったという話にはなりません。通州事件も南京事件も実態としての事件は、間違いなくありました。
ただ、ネット上でそれを流布している人たちはプロパガンダだけが目的で事件そのものをちゃんと調べようと言う意識には欠けているようです。
多少なりとも誇張されている部分、伝言ゲームで間違っていると思われる部分、明らかに捏造と思われる部分を指摘しておくことは、それなりに意味のあることでしょう。』
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これはscopedog氏のブログの前書きのようなほんの一説である。そこからさらに抜粋したものが以下となる。
『集団虐殺ではなく、南京事件をはじめとする他の虐殺事件と同様』
『虐殺事件そのものとしては特筆して取り上げる価値はあまりありません。』
『バランス感覚に欠ける』
『歴史修正主義者にとっては、通州事件は中国を非難するための便利な道具』
『真面目な研究者』
『プロパガンダだけが目的で事件そのものをちゃんと調べようと言う意識には欠けている』
ここまで書けばもうお気付きであろうが、自分を「真面目な研究者」とし、通州事件に言及する者を「歴史修正主義者」としている。つまりここでは歴史修正主義者をネトウヨと全く同じ意味のレッテルとして使用して貶めており、誰が読んでもscopedog氏が通州事件が表面化することに圧力と火消しの役割を果たす人物であることが容易に想像できるのである。
つまり、これらのことからscopedog氏のブログよりもまかろふ氏の感じる違和感と自説がほぼ正しいと判断することは不可能ではないであろう。
私は直接遣り取りした訳ではないが、まだまかろふ氏は闘病されており不自由な身でのツイートで話は決着していないのだが、陰ながらまかろふ氏の健闘を祈っている者として見守りたい。
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