A級戦犯、闇バイト、どちらも造語という意味では同じである。
バイトという有期雇用契約の労働に"闇"を付すだけで犯罪行為に変えてしまう。
闇という字は時として犯罪行為をかき消し、まるで流行であるかのように、人々の耳に届く。
一方でA級戦犯はa項b項c項と分類された項目別の戦争犯罪人である。
憲章6条a項に規定されている「平和に対する罪」に反した戦争犯罪人とされるが、「平和に対する罪」はニュルンベルグと極東軍事裁判で新たに造られた項目だ。
つまり彼らの行為が発生した後に罪を作って罰する法の不遡及を無視した有り得ない罪である。
したがって彼らは犯罪人ではないが、負けたことで強引に犯罪者にされた、と理解することが正しいのである。
つまり、闇バイトは犯罪人であるが、A級戦犯はただの有期雇用契約労働者なのだ。
連合国から見たA級戦犯は犯罪人だが、我々から見たA級戦犯は指導者であり、刑が執行された今は法務死した昭和殉難者と呼ぶのが正しい。
「A級戦犯を分祀せよ」という言葉がいかに間違ったスローガンであるか保守や右翼でなくとも理解できるであろう。
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