NOVA ERA

映画大好き、メタル・旅行・飛行機・相撲・世界遺産も好きな未熟な社会人の毎日を綴ります。

遠い夜明け

2006-09-25 22:58:14 | 映画
オーッと
今まで地元の喫茶店で勉強していたんだが、帰宅して『報道ステーション』をつけたら、なんと“丹波哲郎死去”というニュースが流れているではないか!
日本映画界の重鎮的存在だからね、結構驚いた。
さらに今朝の朝日新聞に“映画作曲家マルコム・アーノルド死去”という記事も載っていた。
マルコム・アーノルドと言えば、やはり映画「戦場にかける橋」の“クワイ河マーチ”でしょう。
昔、「猿、ゴリラ、チンパンジ~♪」みたいな替え歌もあったけど、この曲でアカデミー賞作曲賞も受賞している。
映画音楽ファンとしては淋しい限りである
偶然にも2人とも享年84歳だそうだ。
ご冥福をお祈りします。

今日、ついに公認会計士上級講座の申し込みをした。
早速簿記の会社法改正のテキストをもらって読んでみたけど、結構変わってる・・・
今日読んだのは、繰延資産と社債だったんだが、繰延資産は数が減って良かったものの、社債は、従来の額面金額でB/Sに載るものが、償却価額で載ることになったから、処理が大幅に変わってしまった。
社債発行差金が直接償却されるせいで、償却原価法が適用されるわけで、今までのやり方と随分と違う。
抽選償還とかちょっと考えてしまうし
明日は純資産の部を読んでみるつもりだが、こちらも表示部分で大分変わってるぽいので心して読もうと思う。
上級が始まるまでに、改正部分を完璧にしておこう

大相撲。
今朝の朝日新聞に来場所の予想番付が載っていた。
なんと、予想番付によると、1横綱5大関2関脇4小結になっているではないか!
三役以上で12人もいるとはね。
それにしても昨日の結びの一番の懸賞の数は史上最多の51本だそうだ
1本につき5万円で、力士の手取りは3万5千円だから、朝青龍は勝っただけで約180万円も一気に獲得したことになる。
僕にください・・・

昨晩映画観た。
サー・リチャード・アッテンボロー監督作品の「遠い夜明け」。
この映画は南アフリカのアパルトヘイト(人種隔離政策)を正面から捉えた社会派の映画であり、全て事実に基づいているらしい。
映画が製作されたのは1987年。
確かアパルトヘイト廃止を掲げたデクラーク政権が誕生したのが1989年で、マンデラ釈放が1990年、アパルトヘイト廃止が1991年だから、この映画が作られた頃もまだ南アフリカでは深刻なアパルトヘイトが行われていたことになる。
物語は1976~1977年を中心に描かれている。
160分ぐらいある長尺の映画なんだけど、前半はアパルトヘイトの実状を、英雄スティーブ・ビコ(デンゼル・ワシントンが演じている)を中心に描き、後半はアパルトヘイトの実状を世界に知らしめるべく奔走したアメリカ人ジャーナリスト(ケビン・クラインが演じている)の南ア脱出劇を描いていて、展開がガラリと変わるもんだから最後まで飽きずに観ることが出来た。
これもリチャード・アッテンボローの手腕か。
作中も白人が黒人を迫害している様子を克明に描いているし、ビコの生き様から終盤のソウェト暴動(世界史やってたから懐かしい)に至るまで非常に丁寧に描かれている。
終盤で、主人公のアメリカ人ジャーナリストが、脱出する最中にビコの言葉を思い返しているシーンにはこみ上げてくるものがある。
一番最後のクレジットといい、ここまで正面からアパルトヘイトひいては政府・社会を批判した映画もあることを改めて痛感した次第である。
あとケビン・クラインは、「ワンダとダイヤと優しい奴ら」や「殺したいほどアイラブユー」などでコメディー俳優のイメージが強いのだが、こういうシリアスな映画に出ても演技は絶品!
素晴らしい俳優だ。
評価は《》としておく。

今日一番聴いた曲:Dr.Stein/HELLOWEEN