本日から本格的精密検査が始まった。 原因不明の倦怠感と、体全体の筋肉の痛みについてである。
八月の石綿定期健診のCT検査で、腹膜の石灰化が発見され、呼吸機能も68歳の呼吸総量の、平均値の60%まで低下していることが判明したが、非常に珍しいケースだそうである。 と言うより、過去に、私のような肺がんや中皮腫の発病前の胸膜肥厚患者のデーターが、ある特定の場所で起こった公害としての病気ではなく、日本に薄く広く存在するため、そのデーターを集約して解析されたことが無いので、病気の進行や、症状の記録が乏しいのである。
水俣病のように、有明海のある基点を中心に起こった病変であれば、データーの蓄積がし易いが、そのことが難しい為、病気の発見が遅れて、手遅れとなり重篤化するのである。
今回広島大学病院と連携して検査をしていただけることと成った。
胸膜肥厚、心膜肥厚、腹膜石灰化、筋肉硬直化等々の総合的に徹底的に検査いただけることになった。 しかしながら着手は10月中旬を待たねば成らない。 各専門医の共同研究となるからである。
筋肉の痛みは何れの薬も効かない。 ただただ耐えるだけである。
ところで東京オリンピックは、最悪の時期に開催される。
福島原発事故の対応技術者の不足、震災復興工事の管理技術者の不足は深刻である。 過去二十年間で公共事業を三分の一に減らし続けた結果が、技術者不足を招いているのだ。
東京のインフラ整備に、建設土木技術者が取られると、東北の震災工事にも支障をきたし、かつ地方都道府県の災害復旧や、維持管理技術者が大幅に不足して、再び嘗ての談合手抜き工事が横行する事は断言しておく。
いま一つ断言できることがある。 それはメルトダウンした原子力燃料の取り出しは、いかなる技術でも不可能である。
可能である技術的根拠をお持ちの方是非ともその根拠を公表していただきたい。
絵空事や希望的観測ではなく、具体的にお示し願いたい。 国民が納得協力できるように。