藤森照幸的「心」(最年少被爆者、アスベスト被害者石州街道わび住い)

アスベスト被害者の日々を記録。石綿健康管理手帳の取得協力の為のブログ。

何の為に必要か判らない物

2016-09-07 06:02:38 | 日記・エッセイ・コラム

 日本中に、新幹線を張り巡らして、地方都市との格差の是正を図るという、政府の方針にはいささか疑問がある。 地方創生などという「まやかし政策」等その際たるものである。 元々地方には格差が存在し、地方に格差が存在するから特産品が生まれてきた。 

 戦後、国民生活向上の掛け声の下、食生活の西洋化をはじめ、物質文化を最上のものとして政策を行ってきた。 その結果、確かに国民の生活基準は向上したが、地方の食文化は廃れ、米一辺倒の農業がそうした流れを加速させ、過疎地の荒廃や人口流失を巻き起こした。 結果少子化等、国家存続問題にまで、発展してきた。

 元々明治維新時には3000万人ほどの人口だったが、農業経済から工業経済に変革された結果、労働力不足を補うため、「生めよ増やせよ」政策が採られ、人口爆発となった。 国際経済の停滞で、過剰人口を抱えた日本が進んだのは「大陸進出の為の戦争行為」であったが、結果国民に大きな痛手を負わせたことは皆さんがご存知のとおりである。 それでも資本家は懲りもせず、工業化にまい進した結果が、公害であった。

 今また、同じことが起ころうとしているのではなかろうか。 原発しかり。 リニア新幹線・・・・・。これらは本当に日本に必要なのだろうか。日本より広いドイツは原発を廃止するそうである。新幹線も走っていない。 ましてやリニア新幹線などない。 それでも国際社会の中でリーダ的国家として存在している。・・・・・・・なぜなのかゆっくり考えてみたいものである。

コメント
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