母校の校歌(孫殿の校歌でもある)を思い出すべく努力してみた。 最後に歌って幾年に成るやら・・・・。
1.安芸の小富士に茜さし
希望の光輝けば
狭霧に迷う雲晴れて
万象栄光を享(う)くる時
若き健児の血は湧きて
高き理想に生くるなり
2.宇品の海に射す月の
真澄の影の漂えば
流光(りゅうこう)遠く島淡く
波に久遠の韻(ひびき)あり
その霊感にうたれつつ
深き思索(しさく)に浸るかな
3.おお秀麗(しゅうれい)の瀬戸の海
その環境に育(はぐく)まれ
古き歴史を伝えたる
この学び舎に集う児を
送り迎えて年々に
主張は長し我が校是(こうぜ)
4.知徳併進経(たて)となり
質実剛健緯(ぬき)となる
この大旆(たいはい)を翻(ひるがえ)し
自治向上の元気もて
世の進運に魁(さきが)けん
見よや修道魂を
最後に歌ったのは、弟の結婚式だった。 弟も同じ学校に進学し、取引先の先輩諸氏と肩を組んで歌ったのが四十五年も前の事だ。 孫の入学で図らずも思い起こして歌ってみたが、三日あれば思い出した。
若き日の記憶は消えない物だと感心している。
嘗ての校門を今一度ご覧あれ。