私は、物を育てる人間としては、失格だと気付いた。 まだ暑いころ、パイナップルを育てようと思い立ち、挑戦を始めた。 挿し木が上手くいき、根付いたのだがそれからが・・・・。 涸れたのではない。 すくすくと育っているのだが、記録することを忘れていた。 挿し木した時の大きさを記録しておれば、どの位成長したのか、数値で確認出来たはずである。 後の祭りだ。 見た目にも大きくなっているが、・・・・・。
本日の数値。 一番高いところで15cmである。 今朝は、どんよりした天気で空気も重たい気がする。 こんな日はドタバタせずに、ゆっくりと本でも読もうと、古事記を引っ張り出して読み始めた。 なぜ古事記かと言えば、小泉八雲が好んで旅行した場所が、古事記に出て来る場所と重なるからである。 出雲、肥後国、宇佐八幡、なんと言っても焼津だろう。 いつかその事を記事にしたいと思っているのだが、その情報を記録した本が手に入らない。 大きな図書館には有りそうだが、持ち出し禁止であったり・・・・。 そんなこんなを勘案していて、目の前の、蘭の株分けの鉢植えを見ていて気づいた。 何という事だ・・・・急に大きくなった気がしてきた。 否、大きくなっているではないか。 見た目にも大きくなった蘭。 根っこは全てなかったはずだが、元々木の枝に取りつき、乏しい水分と栄養で成長する植物である。 十分に水分を含んだ鹿沼土の中では、天国にいる気分なのであろう。 青々と茂り始めている。 どうも葉からも水分を吸収できるのだろう。 霧吹きで二日に一回、根元には一か月に一回水をやって来ただけなのだが、
間違いなく葉が成長してきた。 ラン科の植物は、日陰を好む。 部屋うちの、直接日光が当たらない窓際が、最適な住処なのであろう。 四か月後、果たしていかがな結果が見れるのだろうか。 今年の花は難しいが十分に根付いてほしいものだ。