歌人前川佐美雄の命日を追悼して風蘭忌が催された。場所は佐美雄のこよなく愛したふるさと、葛城の新庄図書館。風蘭は佐美雄の好きだった風蘭から名づけられた。
講演者は京都造形芸術大学名誉教授、宗教学者の中路正恒氏。
春がすみいよよ濃くなる真昼間のなにも見えねば大和と思へ 『大和』
鑑賞は国家的社会情勢の背景、宗教性、ドイツの哲学者ニーチェからみるこの一首の奥深さの鑑賞にただただ驚くことだった。この1首の歌の解釈はそれぞれだろうが、作者の心の神髄にまで入り込まなくてはならないのだろう。教授とはまた京都の歌会で会う機会もあることなので、お話を聞くことにしよう。
今夜は冷製パスタ、夏にはピッタリなスパで完熟トマトの酸味が美味しい。シシャモと三度豆の天婦羅。塩こしょうでいただく。