夕庵にて

スマホでパチリ・・・
ときどき写真と短歌を

春の扉

2021年03月12日 | 写真
春のドアをノックする音が弾んで聞こえてくる。

今朝は庭の隅っこでクリスマスローズが下を向きながらも繊細な花びらを開く。

  

ノラの日向ぼこのそばでヒメオドリコソウホトケノザの軽やかなダンス。

  


もう咲いているはずと記憶の道を行くと碧空に白い鳩が飛んでいるような
ハクモクレンの白い花。




    


「満開になりましたねぇ~」と見知らぬ人と見上げる。


陸橋をのぼると黄色いミモザがさわさわと風に揺れて元気をふりまく。





下に目をやると足元に「ここにいるよ」と可憐なスミレサフラン
土をかき分け顔を出す。春の散歩は楽しい。

  

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「棺の中の猫」 「異形のものたち」

2021年03月12日 | 
書店を変えてみると小池真理子の本が見つかった。

「棺の中の猫」 小池真理子 集英社文庫
1匹の猫(ララ)をめぐる狂気に満ちた愛憎劇

「異形のものたち」 小池真理子 角川ホラー文庫
甘美な恐怖と戦慄へと誘う幻想怪奇小説集

ホラー小説や怪奇小説はおおむね男性の多いなかで女性が描く小説。
小池の書く小説を今まで何冊か読んできたが、全体に言葉が分かりやすく、状況の把握がしやすいことで、時間を惜しまずどんどん読んでしまうこと。最近はベッドの中で30分と決めて楽しむ癖がついてしまった。





   
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