モノトーンでのときめき

ときめかなくなって久しいことに気づいた私は、ときめきの探検を始める。

冬の緑と花 ツワブキ

2007-11-16 09:09:51 | その他のハーブ

冬がやってくる。 こんな実感の朝です。

日本の代表的なハーブは、ねぎ、シソ、ゴマ、しょうが、セリ・ミツバ、ワサビなどであるが、
蕗(フキ)そしてツワブキもりっぱな薬効があるハーブだ。



諸外国のハーブは、派手系が結構多いが、
日本のハーブは、地味系が多い感じがする。
ドクダミなどが代表かもわからないが、ちょっと嫌われすぎだ。

ツワブキは、日本庭園の代表的な草花だが、
渋い脇役として、岩、池、木などを引き立てる役割が似合っている。

濃い緑で光を跳ね返す艶があるしかも厚手の葉。
傘がなければ、ちょっと大きめの葉を拝借したいと思ったりするが、
この葉の下で、ガマかえるが雨宿りなどをしているととても似合う。

わが庭のツワブキは、
いろいろなハーブの後に隠れ、
これらが枯れてくる12月過ぎにならないと目立たない。

脇役ではあるが、地力があるため、病弱な主役を食ってしまうほど
自らの生存戦略とテリトリーがしっかりしている。
地下茎で横に広がり、いつの間にか陣地を取ってしまう。
そこでお灸をすえ、バッサリとカットしてやると
体勢を自ら立て直し、テリトリーをしっかり確保する。
意外と頭がいいと思う。

今年は、ツワブキの前にある古老のラベンダーが猛暑で老衰したため、
ツワブキ、フェンネルの黄色の花が目に入るようになった。
フェンネルは夏場が開花期であるので、ちょっと変かなとは思うが、
ツワブキは予定通りの開花だ。

葉を見ている限りは、キク科とは思えないが、花を見ると菊の血を引いている。



ツワブキ
・キク科ツワブキ属の耐寒性がある常緑の多年草。
・学名は、Farfugium japonicum。和名は石蕗(ツワブキ)。
・原産地は、日本福島以西、朝鮮半島、中国、台湾などの海岸、岩場、林の下などに自生。
・葉につやがあるので艶葉蕗(つやはふき)からツワブキとなった。
・開花期は、10月~11月末。黄色い花を咲かせる。
・草丈は、50cm程度で横に広がる。


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