流れのままに。

いろんなことを好きに語っております。

食べるという事2

2007-08-04 12:39:00 | Weblog
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なんだか北海道にも台風が上陸するとかで、もし本当に台風のまま上陸するならとても珍しいことですが、エネルギーは減少しているみたいなので、さほどのこともなく通り過ぎるだろうと思います。
一時的に強い雨はあるのかも?
とりあえず今は普通に雨降ってます。


僕はある程度体力が回復したら北海道一周でもしてみたいと思っています。
主に景観を主体にした観光地を巡って、温泉宿に泊まり歩いて、美味しいもの食べながらゆっくり回って見たいと思ってます。
僕も行ったことが無い場所の方が多いもので、なかなか楽しい旅行になると思うのですが。

そこで問題になるのが『食べる』ということです。
ご存知のように北海道はどこへ行っても美味しいものてんこ盛りなので、食べることに制限があると、それだけで楽しみが半減してしまいます。
とりあえず食べられる範囲がある程度広がって、量も増えないとどうしようもない。
食堂入る度に半分も残したんじゃ、店の人にも申し訳ないし。
農家や漁師さんにも申し訳ない。
特に旅館てかなりのボリュームで料理だしてくるからね。
事前に言っておけばいいのかも知れないけど。
せっかく旅館泊まるのに素泊まりっていうのもねぇ。
料理も込みで楽しいのにさ。

なんかねぇ、この病気してから食べるということの大切さを改めて知らされた。
普通に食べられるって、相当幸せなことだよ!!
判ってます!?
いま僕は食べたいと思ったものが食べられないもの。
人としてというか動物としてかなり不幸ですよ、これって。
持って生まれた欲を制限されるわけですからね。
ちゃんと食べられる方々は、もっと食べるということを楽しんでください。
それは人間の義務です。(でもないか・・・。)
贅沢する必要はないけれど、安いものでも安いなりの美味しいものって沢山あるからね。

美味しいもの食べましょう!
制限される前にね。

僕のがんについて。

2007-08-03 17:00:23 | Weblog
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○ステージⅢAのスキルス性進行性胃がん。

これが手術時の僕のがんです。
更にその後の検査でリンパ節への転移が認められています。
スキルス性なので他に転移している可能性も高いということでした。
ただだからといって再発するかというとそうでもないらしく、転移したがん細胞の多くは死んでしまうそうです。
それでも繁殖し易い場所に落ち着いた細胞が再発する可能性は高く、そのために抗がん剤治療を受ける事になります。

ステージⅢAというがどのレベルかというと、表では丁度中間に位置してました。
だからという訳でもないけれど『五年生存率』はほぼ50%。
ただこのデータは15年くらい前のデータだったので、今はもう少し生存率は上がっているはずです。

加えて僕は今回<TS-1>という新しい抗がん剤を服用するので、その意味でも従来よりは生存率が高いだろうという話でした。
この薬は臨床試験でも明らかに効果が現れたそう。
この薬のいいところはカプセルなので通院でOKだということ。
点滴だといちいち入院しなければいけないからね。
実際僕が入院した時も隣の患者さんが抗がん剤治療で結構長く入院してた。
僕も<TS-1>の効果が充分でなければ、点滴と併用することになるらしい。
そうならないことを祈ってますが。
とりあえず服用期間は一年間。
4週服用して2週休みというサイクル。
もちろん延長する可能性も有りです。

服用後は日々レポートしますので、参考にしていただければと思います。

現状。

2007-08-02 14:46:51 | Weblog
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手術してから三週間以上経って今どんな具合なのかというと、腹の傷は時々多少痛む程度。
血抜きのホースが入ってた部分はまだ塞ぎきらなくて、薄く出血しているからバンドエイド貼ってるけど、痛みはほとんど無い。
食事に関しては徐々に量も増えつつあるし、食材も一品ずつ慎重に試しているところ。
まだお粥なんだけど栄養士さんからはもう普通のごはんでいいって言われてるので、これも徐々にそうしていくつもり。

便通は普通に毎日あるけど、油断すると下痢してしまう。
特に汁物は危ない。
牛乳とか味噌汁とかは覿面にくるね。
ただ下っても出してしまえばそれでお終い。
一日中下ってるということは無い。
それよりも今はやたらとガスが出る。
ずーっとお腹張ってる感じ。ごろごろいいっぱなし。
これがちょっと鬱陶しいかな。
ガスが出てるってことは腸に異常が無い証拠だから、安心は安心なんだけどね。
とにかく『腸閉塞』については何度もその可能性を聞かされたから。

僕はがんになってから貧血が進んだんだけど、今もまだ貧血気味で、処方された薬を飲んでも立ちくらみはしてる状態。
抗がん剤を使用するに当たって、先生はそこのところを気にしてるみたい。
幸い北海道は気温低めだし湿度も高くないから、その点では助かってる。
例え30度あっても風通しのいい家ではクーラーなんていらないもの。
扇風機で充分。
寝苦しいってことも無いし。
因みにうちは4~5年前に建て替えたんだけど、エアコンはありません。
その代わり暖房設備はしっかりしてるけどね。

考えてみると僕は今死と隣り合わせの状態にある訳で、しかもこれから数年その状態で過ごす訳ね。
末期ではないからある日突然容態が悪化するってことも無い。
再発しても数年は生きるだろうし。
これって結構残酷な話だよね。
死を身近に感じながら何年も生きるのって、かなり楽天的な僕でもまったく平気じゃないもの。
神経質な人は病気よりも精神的にダメになる方が早いんじゃないかな?
夜も眠れなくなるだろうしね。

そういう意味では残酷な病気だと思う。
心臓病なんかだと容態急変してポックリってケースも多いけど、がんて末期だと宣告されても数ヶ月は生きる訳だからね。
『近々死ぬのが判ってて』なお生き続けなきゃいけないっていうのは、相当つらいよね。

何か神様に罰を食らったような気がする。
親不孝した報いだな。

食生活。

2007-08-01 17:49:53 | Weblog
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現在僕はかなり節制した食生活を余儀なくされている訳だけど、じゃあがんになる前の食生活はどうだったのかを書いてみたい。

僕は早くに実家を出てあちこちふらふらしていたのに加えて、結婚もした経験が無いので一人暮らしの期間がかなり長い。
にも関わらず自炊はほとんどしなかった。
理由は簡単。面倒臭いからである。
やってみるとそこそこの味のものは出来上がるので、やればそこそこ料理上手になるだろう。
それでも仕事から帰って料理する時間がもったいないのだ。
特に後片付けが面倒臭い。
後片付けしてくれる人がいれば、もう少ししただろうか。

では何を食べていたのかというと『コンビニ弁当』である。
割合にすれば

・コンビニ弁当 六割
・外食     三割
・自炊     一割

夕食はこんな感じだった。
コンビニ弁当にはカップラーメン等コンビニで売っているもの全般含まれる。
それでもカップラーメンはここ10年そんなに食べなくなっていた。
身体があまり受け付けなくなっていたからだ。
半分くらい食べると気持ち悪くなることもあった。

昼は仕事があったので、社員食堂か外回りの仕事なら外食orコンビニという感じだった。
朝は高校以来食べない事の方が圧倒的に多かった。
というか食べてもパンかおにぎりを一つ程度である。
僕は起きてすぐはあまり食べられないので、朝は食べる時間が無かったと言った方が正しい。
今はちゃんと食べているが。

もちろんコンビニ弁当が悪いという気も無いし、僕と同じような食生活をしている人はたくさんいるだろう。
タバコを何十年吸っていたってがんにならない人の方が多いのと同様、僕と似たような食生活でも多くの人は栄養が偏る程度だと思う。
もちろんそれが原因で起こる病気も多いが、がんになる確率は低いはずだ。
僕にしてもその食生活が直接の原因だったのかというと、そうとは言い切れない。
一つの要因ではあっただろうと思う。

ただ「がんにならない為に何をすればいいのか?」

この答えは残念ながら無い。
酒・タバコを全く嗜好しなければ健康的な印象が強いが、
タバコを吸わなくたって肺がんになる人はいるし、酒をまったく飲めなくても肝臓を悪くする人はいる。
健康の為のジョギングが心臓病を悪化させてしまうこともあるし、甘いものが大嫌いでも糖尿病にはなる。
つまりがんに限らず、健康の為に何がいいのかは実際のところ判らないのだ。
僕にしても酒は飲まないし、タバコも10年以上前に止めている。

僕は常々タバコを吸いながら健康を口にする奴に対して「馬鹿じゃないの」と正直思っていた。
もちろんその考えは変わらないが、ある意味幸せなのかも知れないと思うように少し変化している。
タバコを止めても長生きするとは限らないからだ。
周りに迷惑を掛けないという前提を守れるなら、好きなものを無理に止める事はないのかも知れない。
酒にしても同様だ。
特に高齢者に対してはその思いが強い。
好きなタバコを止めて2~3年長生きしたところで、それがその人にとって幸せな人生だったのかというと、疑問は残る。

僕の食生活は一つのモデルケースになるだろうが、あまり気にし過ぎるのも人生を味気なくしてしまうので、参考程度に心に留めておくのが正しいと思います。