黄砂がすごいですね。 私の車でござんす。
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1996年 第4回目のヨーロッパ鉄道模型紀行に参加しました。
先日からアメリカの旅行ばかり書いていましたが、ヨーロッパ大陸に行ったのは1993年の第1回鉄道模型紀行が初めてで、その後第2回も行ってここに書きました。 第3回はパスして行っていません。 その間またアメリカに行ったのですが、アメリカが続くのでそれを飛ばして、1996年のヨーロッパのツアーを書きます。
今回は友人と2人で参加です。 するとどうしても友人との行動が多く、他の人との接触が少なくなり話も2人だけの行動が多くなりますが、すばらしい世界をたくさん見る事ができました。
ドイツの入国はミュンヘンです。 ミュンヘンの空港から地下鉄で街中に向かいました。 ツアーコンダクターは前回と同じ佐藤さんで、ベテランです。 地下鉄の駅を降りて佐藤さんの後をついてホテルまで歩道を歩きました。 でも、2月のドイツは南のミュンヘンといえども雪が軽く積もって、凍っています。
そりゃあ、ミュンヘンの緯度は札幌とほぼ同じなので寒いのです。 歩道が凍って滑らない様に大粒の砂利が撒いてあります。
その大粒の砂利の上を大きなスーツケースを転がすと、転がるどころか引きずっているのですが、車輪が壊れて外れた人もいました。 タクシーを使わなかったのは大失敗。 近いと思ったからですが夏なら楽勝でしょうが冬のミュンヘンを甘く見てしまった様です。
さて、翌日、ニュルンベルグのトイメッセに友人と二人で出かけました。駅まではタクシーです
タクシーは当然ベンツです。 日本に入るのと違って、タクシー用がある様です。 まあ、魚屋のトラックだってなんだってベンツなんですから。
懐かしいニュルンベルグです、と言っても2年ぶりなんですけれど。
トイメッセにはチケット売り場で適当な模型店の名前を考えてそこの店員という事で簡単にチケットを購入できました。
片言の英語が役に立っているのです。 詳しく聞き返されたりはしない。
トイメッセでは鉄道模型関係の展示を見て
トイメッセ会場の中です。 ハンバーガーとビールで昼食。 雪の上ですが寒くない。 興奮しているからです。
人がいない様ですが、この手前にはたくさん昼食を摂っている人がいるんです。
この写真を見てお城ですかと言った人がいますが、DBのニュルンブルグ駅です。
実はここである人と待ち合わせしています。 それはシーメンス日本の営業の人です。 近くにあるシーメンスのX線装置の工場を見学させてもらえることになっていて、ここで待っているのです。 やがてシーメンスから迎えの車が来て、それでエアランゲンの工場に向かいます。 シーメンス(SIEMENS)は電気機関車を作っているので皆さん名前を知っていますよね。 昔は日本でもドイツ読みでジーメンスと言っていました。 私は職場でシーメンスのX線装置やCTを使っているので親しい名前なのです。
車はアウトバーンに入りました。 いつも鉄道旅行ばかりなのでアウトバーンは初めてです。 速度無制限区間は一部なので、どこでも飛ばして良いわけではないのですが、快適にドライブして工場に到着。 担当の人が案内してくれて写真をっても良いと言われたのですが、どうもおかしい。
作っている場所ではなくて製品の展示場所のようだ。 だから撮影OKなのだ。 製品なら日本でも見られる、作っているところが見たいというと、では、MRIの工場に行きましょう。 と別の工場に車で移動。 MRIの工場はミルウォーキーのGEでも見たが、ここはメインコイル、太い銅線がボビンに巻かれたコイルを見る事ができました。
帰ってから職場でこういう話をすると、単に遊びにヨーロッパに行っているのではないと、2人も同時に一週間休んだことをあまり責められない。(祝日のある週に行っているので正味休んだのは4日だけです)
さて、この時にシーメンス日本の技術者が研修にドイツに来ていました。 その最終日でミュンヘンで打ち上げをやるとのこと。 案内してくれている日本人の営業の人も今からミュンヘンに行く、というので、それではICEで行きましょうとニュルンベルグ駅からICEに乗りました。
綺麗な列車です。 その営業の方は何度もドイツに来ているが車での移動ばかりなのでICEは初めてだと言っていましたが、室内を見てびっくり。 こんなに綺麗で快適なんですか! そうなんです、多分この列車もシーメンスが作っていると思うんだけれど。
以前他の人も言っていましたが、仕事で行っている人は会社から車で迎えに来るので列車での旅はした事がないと。 もったいない。
さてミュンヘン
街中のレストランで打ち上げをやっていました。 日本人の技術者がたくさんいます。
ここで一緒にビールと鳥料理だったかな。 こんな豪華な食事は以前のツアーでも食べた事がない。
そして、店を出て営業の人と記念写真、
すると突然割り込んできたのが、酔っ払いのドイツ人。 肩を組んでいかにも親しい友達の様だけれど、知らない人です。
でも、ドイツ人は案外、人懐こいのです。
つづく
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