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ダンロップフェニックストーナメント 2017 遼、英樹らUSツアー選手も登場

2017-11-14 | 危うい日本のゴルフの世界

大会ロゴ 2017   

ダンロップフェニックストーナメント

全米オープン覇者のケプカと英樹の戦いか!!

一流と三流たちのあくなき戦い。

      

1972年に産声を上げて、2017年、45年の輝かしい歴史は、ジャーナリストをうならせるドラマをわが物にしてきた。初代チャンプは、ジョニーミラーだ。ジョニーのことを知っているプレヤーが少なくなっていると思う。一時は、冠を自由にした世界一のプレヤーである。当初から、最大の国際的な試合で、アメリカの歴史に残る選手は、宮崎フェニックスで腕を競ったものだ。当初はラフも今の三倍はあり、ボールを探すのに、5分の時間が30秒にも思えた忙しさであった。記者は、当初からアマプロの試合に、10年連続でプレーさせてもらった経験がある。つまり、100たたきのゲームになる宮崎であったがために、仲間では、小伝馬町と呼んだ。100たたきの刑だ。トムワイズコフすら、パープレーするのに苦心した。今の宮崎フェニックスは、あまりにも、やさしすぎる。ハザードがハザードになっていないコースになってしまった。昔は、剛腕に技術がずば抜けた選手が勝てるフィールドで有名すぎるクラブである。かのバレストロスが10代の後半、無名のころ、プレーしたのも懐かしく思いだす。これらの伝記は、別稿で推敲する。

     

さて、2017年、日本が今年初めて国際トーナメントをいわれる試合を迎える。前週の太平洋クラブは、マイナーの試合に陥落した。海外の名選手が、見向きもしなくなった太平洋クラブ御殿場である。なぜか、フィールドがやさしすぎ、物足りない。ギャラリーも減少し、熱戦を肌で感じないマイナーゲームである。経営者が変わると、ここまで落ちるのか、という、もの悲しさと会員を袖にして詐欺的経営をした前経営者の悪臭が、コースに残りすぎる。会員の650億円を袖にした国家的スケールの事件が癒されるには、時間がかかる。それに比べれば、フェニックスは、まだ救われよう。場所貸しのセガは、表に出るべきではない。ダンロップフェニックスは、あくまでも良質な国際試合であり、日本の宝だと位置付けても何ら、おかしくない。

                 

見どころは、石川遼は、往年のチャンプ、中島常幸、鹿児島の親子鷹、稲森祐貴と10番ホールから、8.55分スタートする。中島と稲森は、おとなしい誠実なゴルフをするので、遼は、気分良くクルージングできるだろう。2アンダーか3アンダーだせる。問題は、松山英樹、宮里優作、ジャンボの組だ。英樹は、二人を意識しないで、プレーするだろうから、現在のレベルの違いを確実に見せるだろう。初めから、調子が悪いといっても、世界ランカーだ。5アンダー前後はかたい。そうでないと、ケプカや
Fedex Cup East Lakeで最終戦を飾ったシュフレーには、勝てないだろう。シュフレーとペアリングの大堀裕次郎や飛ばし屋の星野陸也などは、しっかり、シュフレーのゴルフを学習してほしい。世界が見えてくるはずだ。

記者が注目しているのは、遼はもちろんだが、シニア賞金王に連覇を遂げたプラヤドマークセンのゴルフだ。トップを争うには、十分すぎるゴルフである。賞金王の小平智がいいゴルフを続けているが、とてもケプカとペアリングであれば、ゴルフにならないだろう。どうしても、ケプカのゴルフが目に入り、リズムを作れないまま、2日間、ゴルフの怖さを知ることになる。

日本人が、世界ランクの50位前後にいても、事実とずいぶんと乖離してると考える、とても世界ランカーのレベルににはない。US ツアーの岩田寛、遼、英樹が迎え打つ、世界ランカーの面々、明日が忙しくなる。宮崎が、燃える。フェニックスが飛ぶ。ほしかったヨーロッパの選手たち、ルークドナルド、ガルシア、マクロイ、加えて、トムワトソンも、顔を見せてほしかった選手たちだ。それほど、ゴルフ伝説を生みだしたシーガイヤである。

全米オープン、覇者のケプカ

 

下は、ダイナミックなケプカのポスチャー、5分で戦えるのは、英樹だけだろう、日本勢では。

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