カシオワールドは、遼は、ホストプロとして、大事な試合でもある。遼の今までのゴルフと少々、違うのは、大人のゴルフに変わったことだと記者は考えている。遼は、ゴルフの補てん改善をしているのでなく、先の先を見据えたUSツアーでも優勝争いができるかどうかの総体的な改革をしている最中である。後半のカシオで2日間、66をマークしたのも、当たり前の遼のゴルフであるといえる。遼は、獅子の会の有力メンバーであると記者は、思う。獅子の会というのは、4x4=16、一応16アンダー出せる実力があるという意味だ。パー5を四日か間で16アンダーを記録すれば、必ず、ベスト10には、トーナメントで入る。
遼は、日本でやれば、ギャラリーも増えるので歓迎と巷は言っているが、遼は、アメリカツアーでやるべきだと思う。メジャーのガルシアさえ、150位以下になった経験があり、粉骨砕身、見事花形メジャーマスターズの住民登録をしたチャンピオンである。だから、記者は、遼は、マスターズに名を連ねる目標がるから、並の日本選手になってはいけないのだ。それは、ゴジラ松井やイチロウと重ねるべき生きがいのゴルファーであるといっていい。
それにしても、遼が出るだけで、カシオは得をした。黒潮カントリーももちろん、名前が売れて得をした。遼のファンは、遼の出来不出来で計算高い人たちは、いないのだ。それが、遼にプレッシャーになるのか、ならないのか、論ずるべきではない。
カシオワールドは、アメリカツアーのハンが13アンダーで優勝、遼は、12アンダーまで追い上げ、勝負的には、ギャラリーは満足したのではないか。同じ年くらいの時松が、優勝するか、トップにいたので、これまた、最後をボギーにして12アンダー
キムキョンテが12アンダーで2位、4人が賞金を割り、1280万円を手中にした。遼の2位は、カシオだけの問題ではなく
アメリカに帰って、WEB.COmツアーでいい成績が出せる打一歩であろうと確かな灯りが見えたことにある。男女とも外国の選手が優勝し、日本勢が振るわないのは、日本人のレベルに進歩がなく、停滞し、外国の選手のレベルが、上がっている結果によるからである。今のままの日本のフィールドに遼が参戦すれば、3勝は固いだろう。それでは、つまらない遼の存在ではないか。才能は、松山に劣らぬ秀でたものがある遼だ。今が、第一歩と考えても、いいではないか。