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「羽毛恐竜 恐竜から鳥への進化」



大島英太郎作・真鍋真監修ということで、前作「とりになったきょうりゅうのはなし」の続編でしょうか。
楽しい絵本です。表紙をめくると、とびらの、科博でデイノニクスを見学する親子の絵が秀逸で、ぐっと引き込まれます。内容はシノサウロプテリクスの発見から、シノルニトサウルス、ミクロラプトル、クリンダドロメウスやユーティラヌスなど様々な羽毛恐竜、ディスプレイやシチパチの抱卵、鳥への道筋が単純ではないこと、翼竜や被子植物の繁栄との関係などにわたっています。
 恐竜絶滅のページをめくると、パッと明るい色調で現生鳥類の繁栄が描かれていて印象的です。最後はツバメの子育てを見上げる子供の絵で、構成としてオープニングとラストの絵がよく考えられていると思いました。
 真鍋先生の解説だけでなく、大島英太郎氏による解説ページがあるのが良いですね。楽しく読めました。
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